ダイエットと水太りの誤解

ダイエットについての勉強を始めるまで、水を飲むと水太りするので、水を飲まなければダイエットできると思っていました。

ところが、ダイエットの勉強を続けるうちに、大きな間違いであることに気がついたので、今は毎日約2リットルの水を飲んでいます。

水分ではなく体脂肪を減らそう

「水を飲むと太るよね」という声を耳にしますが、実際、水を飲んだからと言って、太るわけではありません。

水を飲むと一時的に体重が増えることは確かです。

ただし、体重が増えた原因は、体の中の水分の量が増えたからであって、体脂肪が増えたわけではありません。

私たちの体の約50-60%は水でできていて、1日約2.5リットルの水分が汗や呼吸による蒸気などで失われています。

そのため、失われた水分を食事や飲み物から補わなければ、体内の水分バランスが崩れてしまうんです。

私たちの体を動かす細胞は水分に満たされた状態でないと、正常に機能してくれないので、体内の水分が足りないと十分な働きができず、体調を崩しがちになってしまいます。

また、ダイエットのため、水を飲まずに体重を減らしたとしても、それは水分量が減っただけで、体脂肪が減ったわけではありません。

体重を増やさないために、水を我慢することはダイエットにとって意味がないだけでなく、健康を損なう可能性があります。

ダイエットに取り組むと、食事を制限したり、運動をしたりと、体内の水分が失われる機会が増えるので、水をしっかり飲んで水分を補いましょう。

肥満を解消するために大切なことは、水分を減らすことではなく、体脂肪を減らすことですよ。