放っておくと取り返しがつかなくなるロコモの悪循環
ロコモは、運動器の機能が低下することによって、引き起こされる症状です。
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人間の動きを支える運動器は、大きく「骨、関節、筋肉」の3つに分けられます。
骨が丈夫であれば、体をしっかり支えることができます。
関節が正常なら、スムーズに動くことができます。
筋肉が発達していれば、体を支えたり、関節を動かしたりすることに役立ちます。
人間の動きを支える運動器の「骨、関節、筋肉」は、年齢を重ねるにつれて、機能が衰えてしまいます。
しかも、機能の衰えは、特別な痛みを伴うことなく進行するので、気づかないうちにドンドン進んでしまうんです。
運動器の機能は気付かないうちに進行します。
自然に改善したり、放っておいて良くなったりしないので、意識して運動器の機能をキープするよう心がけましょう。
もしヒザや腰に痛みがあれば「あれ?調子が悪いなあ」と思い立って、病院へ行くことができます。
ところが、気付かないうちに進行してしまうと、どうしようもありません。
さらに悪いことに、体の衰えを感じてしまうと、運動をすることが面倒になってしまいます。
その結果、肥満になり、ヒザや腰の負担がさらに増え、病気や痛みが深刻になります。
病気や痛みが深刻になると、さらに運動をすることが大変になり、病気や痛みがドンドン進行してしまう悪循環に陥ってしまいます。
ロコモの恐ろしいところは「気付かないうちに進行すること」「悪循環に陥ると抜け出しにくいこと」です。
だからこそ、意識をして「ロコモ対策」に取り組むことが大切なんです。
坂道を転がりながら雪だるまが大きくなる前に、意識して悪循環を断ち切りましょう。
筋肉や関節は、適度な運動や体操で、骨は食生活で改善することができます。
30代のうちから適度な運動を取り入れ、健康的な食生活を送りましょう。