ロコモの症状を自覚した瞬間から改善に取り組もう
ロコモの予防に取り組むとき、まずは「あなたにロコモの症状があるかどうかを知ること」から始めましょう。
ロコモの症状については「ロコモの可能性が!ロコモの兆候とは?」で詳しく触れていますので、こちらを参照くださいませ。
もし「ん?これはロコモの症状かな?」と疑問に思ったら、次の瞬間からロコモ対策に取り組むことが大切です。
病院のお医者さんに取材をさせてもらったとき、お医者さんが「ロコモを放置すると、とても危険だよ。すぐに改善するよう心がけましょうね」と教えてくれました。
ロコモであることを知っていながら、そのままの状態で生活を続けたり、ロコモであることに気がつかないまま生活を続けたりすると、さらに運動器が弱ってしまい、大きな病気の原因になってしまいます。
ロコモを放っておくと、運動器が低下し、さらに大きな病気の原因になる悪循環に陥ってしまいます。
ロコモの症状を自覚したら、そのままにせず、お医者さんに相談して早めに改善するよう心がけましょう。
例えば、骨や筋肉を維持するためには、適度な運動や体操をして、骨や筋肉に負担をかけてあげる必要があります。
骨や筋肉を使うことで、低下を防ぐわけです。
ところが、運動をしないまま生活を続けると、年齢を重ねるにつれて、骨や筋肉は弱ってしまいます。
骨や筋肉が弱ってしまうと、体を支える関節の負担が増え、関節の痛みにつながり、ますます体を動かさなくなる悪循環に陥ってしまいます。
ロコモを放置したまま生活を続けると、最終的に、歩くことが困難になったり、寝たきりの状態になったりする可能性があるので、早めに改善するよう心がけましょう。
取材をしたお医者さんは「ヒザや腰に痛みがある場合は、医師に相談して治療を続けながら、体を動かすことが大切だよ」と教えてくれました。
痛みがない場合は、無理のない範囲で、体を動かすことから始めましょう。
長く運動をしていない人は、たとえ痛みがなくても、まずは医師や専門家のアドバイスをもらったほうが安心です。
日本で介護が必要な人の約20%は、関節の痛みや病気、転倒や骨折が原因です。
ロコモが介護が必要な直接の原因になることが増えているので、健康で自立した生活を続けるためにも、きちんとロコモ予防、ロコモ対策と向き合いましょう。