浜辺のダッシュで遅れる幕之内一歩!鷹村守が指摘した欠点とは?
ボクシング漫画「はじめの一歩」の第5巻のレビューです。
第4巻で開幕した東日本新人王トーナメント。宮田一郎に「決勝で会おう」と言われ、目標を果たすため、練習に全力で取り組んできた幕之内一歩。ところが、アフリカ系アメリカ人ボクサーのジェイソン・尾妻に大苦戦を喫し、2度のダウンを奪われてしまいます。
「もうダメだ」とあきらめムードの一歩でしたが、尾妻の不安な表情を見て「立ちさえすればチャンスはある」と根性で起き上がります。「僕のパンチが効いていないのか?」と不安になる尾妻。焦りからパンチを振り回し、体が流れたところへ一歩の強烈なボディブローが突き刺さります。
苦悶(くもん)の表情を浮かべて崩れ落ちる尾妻。ワンパンチで形勢を逆転した一歩。尾妻がダウンから必死に立ち上がり、試合は続行されます。お互いダメージを抱えながら、勝利を目指してパンチを打ち続ける壮絶な打撃戦は、歩の連打によって、幕を閉じました。
強敵の尾妻を2ラウンド2分52秒KO勝ちで撃破し、東日本新人王トーナメントの1回戦を突破した一歩。鷹村守、青木勝、木村達也に誘われ、1週間のボクシング合宿へ出かけます。
ボクシング漫画「はじめの一歩」第5巻に登場するボクシング用語
ボクシング用語 |
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浜辺をランニングする鴨川ジムのボクサー。次第に遅れをとる一歩に、鷹村守は「お前のボクシングには重大な欠点がある」と指摘します。一歩の欠点は「つま先の弱さ」。「インファイターに必要な親指の鍛え方が足りないため、アウトボクサーに逃げられてしまう」とアドバイスします。
鷹村はマイク・タイソンを例に出して一歩の欠点を解説します。鷹村の解説はすごくおもしろかったです。インファイターにとって、親指を鍛えることは、パンチを鍛えることと同じくらい重要なんですって。漫画「はじめの一歩」の第5巻は、インファイターの特性について勉強できる一冊でした。
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