フロイド・メイウェザーがボブ・アラム率いるトップランク社を痛烈批判！

「フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオを実現させる唯一の方法は、マニー・パッキャオがトップランク社を去ることだ」。5階級制覇チャンピオンのフロイド・メイウェザーは、2012年5月5日（日本時間5月6日）に行われるミゲール・コット戦の記者会見ツアーで、世界中のボクシングファンが期待する「頂上決戦」の実現の可能性について自らの見解を語りました。

ボクシング史上唯一、全勝で5階級制覇を成し遂げたフロイド・メイウェザー。ボクシング史上2人目の6階級制覇を成し遂げたマニー・パッキャオ。ボクシング界を席巻する2人のスーパースターの対決は、数年前から何度も交渉が重ねられましたが、世界中のボクシングファンが期待する「ドリームマッチ」は今もなお夢のままです。

「全盛期」に実現しない可能性が高まりつつあるフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオのドリームマッチ。今回のフロイド・メイウェザーの記者会見を見て、「両陣営の溝は思った以上に深いかも」と改めて感じちゃいました。

フロイド・メイウェザーは今回の記者会見で「マニー・パッキャオ戦が実現しなくても、フロイド・メイウェザーの伝説はボクシングファンに認められると思いますか？」という質問に対して、「もちろん」と答えています。

【Photo:The Ring Magazine】

「マニー・パッキャオはファン・マヌエル・マルケスにかろうじて勝ったボクサーだろ？『パッキャオの負け』って書いたメディアもあったな。オレは2年弱のブランク明けの再起戦でファン・マヌエル・マルケスに圧勝した。オレが成し遂げたことを考えれば、詳しく説明しなくてもわかるだろ？」とマニー・パッキャオ戦の位置付けについて語りました。

「2012年1月に直接電話で話したとき、ヤツらはファイトマネーの配分を『50対50』だと主張しやがった。フロイド・メイウェザーと『50対50』の配分で戦えるヤツなんていないんだよ。『フロイド・メイウェザーがマニー・パッキャオを恐れている』という連中がいるが、実際は反対だ。パッキャオ陣営がオレを恐れているのさ」とマニー・パッキャオ戦の交渉の裏話を披露。

「口撃」を強めるフロイド・メイウェザーは「3敗して、しかも何度か引き分けたことがあるヤツ（マニー・パッキャオ）がオレと戦うための唯一の方法は、ヤツがボブ・アラムから離れることだ。所属するボクサー同士を戦わせて、金を稼ぐことしか頭にないトップランクを離れろよ」とマニー・パッキャオが所属するトップランク社とCEO兼プロモーターのボブ・アラムを激しく批判！

「マニー・パッキャオは6月にティモシー・ブラッドリーと戦うんだろ？トップランク同士で都合の良い条件に守られながら仲良く戦えばいいさ。オレはトップランクからフリーになったミゲール・コットと戦うぜ。ボクシングファンが期待する本物の試合をするためにな」

「5月5日はPPVの記録を破る記念すべき日になるぜ。フロイド・メイウェザー・プロモーションズ、ミゲール・コット・プロモーションズ、ゴールデンボーイ・プロモーションズがプロデュースするビッグイベントを見逃すなよ」とメガマッチをPRしながら、トップランク社を痛烈に批判。

フロイド・メイウェザーはボクサーとして、そしてプロモーターとしてボクシング史上最大級のイベントを成功させ、「フロイド・メイウェザーの伝説にマニー・パッキャオは必要ない」ということを証明することができるでしょうか？5月5日（日本時間5月6日）は「ドリームマッチ」実現のカギを握る日になりそうですね。

夢の対決！フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオの関連記事