2013年ボクシング衝撃のKOはアドニス・スティーブンソンの左ストレート
世界中のファンが楽しみにしている「ボクシングの華」KO。2013年もたくさんの試合がKOで幕を閉じました。思わず「うそーん!」と叫んでしまったKOから「いやー、大逆転だよ」と頭を抱えたKOまで、いま思い出すだけでも興奮がよみがえってきます。
2013年は、2012年に比べて、ビッグマッチのKO決着が減った気がします。一方で「なぬっ!いきなり終わっちゃったよ」と驚いた回数は増えました。特に「スーパーマン」アドニス・スティーブンソンがチャド・ドーソンを1ラウンドで仕留めた左ストレートはめちゃくちゃ印象に残っています。ドヤ顔の直後に号泣したアドニス・スティーブンソンの姿が忘れられません。
2013年も「フィニッシュの衝撃度」と「KO決着が次の試合に与える衝撃度」を選考基準にトップ10を選んでみました。誰の目にもわかりやすいKO決着。ボクシングを愛する素人ファンが驚いた「2013年ボクシング衝撃のKOランキングTOP10」はこちらです!
2013年ボクシング衝撃のKOランキングTOP10
そんなこんなで、2013年に最も衝撃的だったKOは「スーパーマン」のニックネームを持つアドニス・スティーブンソンがチャド・ドーソンを1ラウンドで仕留めた左ストレートでした。「スピードで上回るドーソンが12ラウンド判定勝ちするんじゃないかな?」と長丁場を予想していたので、さらに衝撃度がアップしたアドニス・スティーブンソンの「スーパーマンパンチ」でした。
第2位は、ジョニー・ゴンサレスがアブネル・マレスをリングに沈めた王座交代劇。特に、最初にダウンを奪ったロングの左フックがめちゃくちゃ印象に残っています。ジョニー・ゴンサレスがスーパースターの階段を順調に駆け上がっていたアブネル・マレスの夢を打ち砕いた衝撃のKOでした。
ノニト・ドネアがビック・ダルチニャンからダウンを奪った「執念の左フック」とレフェリーストップを呼び込んだ「振りかぶり式の左アッパー」も印象に残っています。ビック・ダルチニャンのお株を奪う「振りかぶり式の左アッパー」でフィニッシュしたノニト・ドネアの勇姿にドラマを感じたKOでした。6年ぶりの再戦は、お互いのプライドがぶつかり合った大逆転劇でしたね。
第4位のゲンナディ・ゴロフキンが石田順裕選手を沈めたKOは「2013年の最も悔しいKO」でした。一方、第6位の山中慎介選手がホセ・ニエベスをわずか1ラウンドで沈めたKOは「日本人チャンピオンの強さを見せつけた最もうれしいKO」でした。
2014年は「日本代表の左右のエース」山中慎介選手と内山高志選手を中心に、アメリカで「ガチコン!」と強豪をリングに沈めて「日本人チャンピオンも強い」って証明してもらいたいなあ。2014年は「強い日本人ボクサーの世界に衝撃を与えるKO勝利」に期待です!