2013年の最強「パウンド・フォー・パウンド」はフロイド・メイウェザー
全階級で「最強」のボクサーに与えられる称号「パウンド・フォー・パウンド」。ある種のファンタジーが詰まった「正解のないナンバーワンの称号」にふさわしいボクサーをめぐり、いつの時代も熱い議論が繰り広げられてきました。ビッグマッチがたくさん実現した2013年は「パウンド・フォー・パウンド」の議論が特に熱い1年でしたね。
【Photo:Showtime】
結論から言うと「2013年はフロイド・メイウェザーが、ぶっちぎりの強さだったんじゃないかな?」と思っています。でも「パウンド・フォー・パウンド」は「正解のないナンバーワンの称号」。「どんな強さを優先するか」で「パウンド・フォー・パウンド」が変わってくるところにおもしろさがあると思います。「強さ」の定義って、本当にあいまいですもんね。
個人的に、専門家の皆さんとファンの皆さんが選ぶ「パウンド・フォー・パウンド」に違いが生まれるところが大好きで「目線の違い」を感じながら「なるほど!深いなあ」と毎年、楽しみにしています。そんなわけで、今年も「試合内容、対戦相手、試合数」を選考基準にファン目線で「パウンド・フォー・パウンドTOP10」を選んでみました。「最強」の称号が似合うボクサーが勢ぞろいです!
ファンが選ぶ2013年のパウンド・フォー・パウンドTOP10
第1位 | フロイド・メイウェザー |
第2位 | アドニス・スティーブンソン |
第3位 | ティモシー・ブラッドリー |
第4位 | ウラディミール・クリチコ |
第5位 | ギジェルモ・リゴンドー |
第6位 | マルコス・マイダナ |
第7位 | ゲンナディ・ゴロフキン |
第8位 | ダニー・ガルシア |
第9位 | ミゲール・ガルシア |
第10位 | エリスランディ・ララ |
そんなこんなで、管理人が選ぶ2013年の「パウンド・フォー・パウンド」は「天才」フロイド・メイウェザーでした。2013年は「完全無欠じゃないの?」と鳥肌が立ってしまう異次元の戦いぶりでした。衰えるどころか、ますます強くなっている印象です!ボクシング界の頂点に君臨する「パウンド・フォー・パウンド・キング」に死角はあるのでしょうか?
第2位は、2013年のボクシング界で最も大きな衝撃を与えたボクサーのひとり「遅咲きのチャンピオン」アドニス・スティーブンソン。ニックネームの「スーパーマン」にちなんだ「スーパーマンパンチ」でチャド・ドーソンとタボリス・クラウドに圧勝し、大躍進です!年間3試合すべてKO勝利。一躍スターの仲間入りを果たした36歳のサウスポーから2014年も目が離せませんよ。
第3位は、無敗の快進撃を続けるティモシー・ブラッドリー。2012年にマニー・パッキャオに判定勝ちを飾りましたが、「ブラッドリーが負けていた」の声が根強く残り、真価が問われた2013年。ルスラン・プロボドニコフとファン・マヌエル・マルケスに連勝を飾り、無敗をキープしました。執念で生き残ったルスラン・プロボドニコフ戦がめちゃくちゃ印象に残っています!
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