暫定チャンピオンのキース・サーマンがチャンピオンのエイドリアン・ブローナーを意識
同じ日に登場する2人のチャンピオンは2014年に拳を交えるのでしょうか?WBA世界ウェルター級の暫定タイトルを持つキース・サーマンが12月14日(日本時間12月15日)に対戦するヘスス・ソト・カラス戦の記者会見で、エイドリアン・ブローナーをけん制するコメントを発表しました。
「ウェルター級は世界で最もベストなボクサーが集まる階級のひとつだ。ビッグマッチの可能性がゴロゴロ転がっている夢の階級だよ。ベストを挙げるとすれば、やっぱりフロイド・メイウェザーだね。世界中のボクサーのターゲットにされながら『最強』を証明し続けている『天才』だよ」
「WBAチャンピオンのエイドリアン・ブローナーとランキング1位のマルコス・マイダナもすばらしいボクサーだね。暫定チャンピオンの私は将来、彼らと戦う可能性があるんだ。ソト・カラス戦で存在感をアピールして、世界中の実力者がひしめき合うウェルター級でビッグマッチを実現したいね」
【Photo:Showtime】
無敗で暫定タイトル奪取に成功したキース・サーマンは、フロイド・メイウェザーとエイドリアン・ブローナーの新旧スーパースターをターゲットにビッグマッチを切望していて「チャンスがもらえれば、喜んで戦うよ」と強烈にアピールしているんです。特に、エイドリアン・ブローナーは同世代で、チャンピオンと暫定チャンピオンの関係なので、強く意識しちゃうのかな?
個人的に、キース・サーマンをめちゃめちゃ高く評価していて「メイウェザーとブローナーの両者と対戦してほしいなあ。特に、ブローナーはサーマンと同じ日(14日)にリングに上がるんで、ブローナーがマイダナに勝って、サーマンがソト・カラスに勝ったら、次戦で王座統一戦の可能性もあるんじゃないかな?」とちょっぴり期待しています。
キース・サーマンもエイドリアン・ブローナーもゴールデンボーイ・プロモーションズに所属しているので、対戦の可能性は十分にあると思います。むしろ、両者の実力や階級を考えると、対戦を避けることが難しいと思うんですよ。実現すれば、勝ったボクサーが、サウル・アルバレスと並び、ゴールデンボーイ・プロモーションズの顔になること間違いなしのサバイバルマッチです!
今のところ、エイドリアン・ブローナーが実績や人気でキース・サーマンを一歩リードしていますが、個人的に実力伯仲だと考えているので、将来的に拳で決着をつけてほしいと期待しています。あ、でも、2014年に潰し合っちゃうと、もったいない気がするので、本音は、3年後くらいに対戦してほしいんですけどね。観たいけど、まだ観たくない悩ましいマッチメイクです。