フライ級4回戦

ゾウ・シミン対エレアサール・バレンスエラの試合内容

オリンピックで2つの金メダルを含む3大会連続のメダルを獲得したゾウ・シミンが、プロデビュー戦でメキシコのエレアサール・バレンスエラと拳を交えます。10億人のファンを熱狂させてきたゾウ・シミンの楽しみなデビュー戦ですね。

試合は、ガードを高く構えて距離を詰めようとするエレアサール・バレンスエラに対して、ゾウ・シミンがフットワークを使いながら、鋭い左ジャブから右ストレートを打ち込み、突き放す展開で始まります。

「ゾウのスピードはすごいなあ。左ジャブがスピーディで、手も足も速いね」とオリンピック金メダリストのボクシングに興味津々の管理人。ゾウ・シミンが立ち上がりからスピードでエレアサール・バレンスエラを圧倒していますね。

2ラウンドに入ると、エレアサール・バレンスエラがプレッシャーを強め、積極的にパンチを打ち込みます。一方、ゾウ・シミンは前後左右に動きながら、エレアサール・バレンスエラのパンチをかわし、打ち終わりを狙って応戦。主導権を渡しません。

「ゾウが右ストレートを思い切り振り回してるね。体重を乗せてパンチを打ち込んだり、観客の声援に乗ってラッシュしたり、エンターテインメント性の高いボクシングもできるタイプみたい。プロ向きな性格かも」とゾウ・シミンのボクシングに拍手を送る管理人。

3ラウンドに入ると、ゾウ・シミンに少し疲れが見え始めますが、その後もエレアサール・バレンスエラをスピードと手数で圧倒する展開が続き、試合終了のゴング。ゾウ・シミンが4ラウンド判定勝ちでプロデビュー戦に勝利しました。

スピードと手数で上回るゾウ・シミンがエレアサール・バレンスエラを圧倒した内容でしたね。「動きのスピードもパンチのスピードもめっちゃ速いね。4回戦だと、さすがに『敵なし』じゃないかな？」と感じたプロデビュー戦でした。

フルマークの判定勝ちでプロデビューを飾ったゾウ・シミン。中国ボクシング界の期待を背負うスーパースターの次戦は7月に予定されています。32歳の年齢とオリンピックの実績を考えると、来年に世界タイトル挑戦もありえるので、今後も目が離せませんね。

ゾウ・シミン対エレアサール・バレンスエラの試合結果