アドニス・スティーブンソンの防衛か?ドミトリー・スコーツキーの金星か?
WBC世界ライトヘビー級チャンピオンに君臨するアドニス・スティーブンソンが12月19日(日本時間12月20日)にドミトリー・スコーツキーを迎える4度目の防衛戦が直前に迫ってきました!どちらも問題なく前日計量をパス。まもなく激動のライトヘビー級戦線を占う大一番です。
2014年11月、ライバル王者のセルゲイ・コバレフがバーナード・ホプキンスに勝利し、3本のベルトを統一。対抗チャンピオンのアドニス・スティーブンソンに対するファンの期待はめちゃめちゃ高まっています。4本のベルトをかけた夢の王座統一戦へ向け、気合い入りまくりです!
「みんなの期待をすごく感じる防衛戦だよ。今さら隠してもしょうがないから、正直に言うよ。2015年にコバレフと戦うつもりだ。みんなの期待に応えるためにも、今はスコーツキー戦に集中することが大事だよ。タフな試合も想定してトレーニングを続けてきた。結果と内容の両方に満足できるボクシングで世界タイトルを防衛して、2015年に弾みをつけたいね」
【防衛なるか?アドニス・スティーブンソン対ドミトリー・スコーツキーのプロモです】
一方、初の世界タイトル挑戦のチャンスを手にしたドミトリー・スコーツキーは計量で顔を合わせたアドニス・スティーブンソンの印象を質問され「何度も言っているけど、スティーブンソンは試合に集中できてないみたいだね。ナーバスなままリングへ上がると、痛い目を見ることになる。ロシアにベルトを持って帰るため、全力で戦うよ」と強気のコメントを残しています。
正直なところ、アドニス・スティーブンソンとドミトリー・スコーツキーの戦力や相性を考えると、アドニス・スティーブンソンの有利は動かない気がします。ただ、ドミトリー・スコーツキーは懐が深く、テクニックがあるので、アドニス・スティーブンソンが大振りになりすぎると、ポイントがドミトリー・スコーツキーに流れる展開があるかもしれません。
そんなこんなで、アドニス・スティーブンソンの強打はもちろん、試合運びに注目しながら、ライトヘビー級のビッグマッチを左右する大一番を楽しみたいです。強烈な左ストレートでファンを魅了する「スーパーマン」アドニス・スティーブンソン。激動のライトヘビー級の「主役」を決める夢の王座統一戦へ向け、絶対に負けられない注目の防衛戦です!