無敗対決！キース・サーマンはベテランのレオナルド・バンドゥを撃破できるか？

若き無敗チャンピオンがベテランの全勝チャレンジャーと激突です！WBA世界ウェルター級チャンピオンのキース・サーマンが12月13日（日本時間12月14日）に初の世界タイトル挑戦となるレオナルド・バンドゥを迎えて防衛戦を行うことが発表されました。ビッグマッチを切望するキース・サーマンは念願の世界タイトル奪取に燃えるレオナルド・バンドゥを撃破できるでしょうか？

キース・サーマンがWBAチャンピオンに君臨するウェルター級は、WBAスーパーとWBCの2本のベルトを保持する「天才」フロイド・メイウェザー、WBOタイトルを持つ6階級制覇チャンピオン「パックマン」マニー・パッキャオ、IBFタイトルを奪取した「スペシャルワン」ケル・ブルックをはじめ、世界の強豪が集結する最激戦区です。とんでもなく競争率の高い階級ですね。

キース・サーマンと言えば、最近、絶大な人気を誇るラッパーのジェイJが「3試合600万ドル（1ドル100円でざっくりと計算して6億円）」のオファーを出したことで大きな話題になりました。ジェイJは「ロックネーション」という会社を設立していて、シンガーだけでなく、アスリートのマネジメントやプロデュースも行っています。ちなみに、妻は「年収150億円の歌姫」ビヨンセです。

驚くことに、キース・サーマンはジェイJが提示した破格のオファーを拒否。理由は「今はまだ600万ドルの大金を手にする時じゃないと思う。まずは、ファンや関係者にきちんと認められ、ビッグマッチにふさわしいボクサーであることを証明したい。リングで結果を残し、ファンを喜ばせることができれば、いずれ大金を稼げると思うよ」でした。オトナすぎる25歳です！

一歩ずつ着実にスーパースターの階段をのぼっているキース・サーマンが12月の防衛戦で対戦するレオナルド・バンドゥは39歳のタフなファイター。簡単に特徴を挙げると「ずんぐりした体型のフィジカルが強いボクサー」です。力まかせに攻めるファイターではなく、違和感なくスイッチをしながら、めっちゃ強烈なパンチを上下に打ち分ける器用な一面もあるファイターですね。

直感は「スピードで上回るサーマンが有利じゃないかな？でも、パワーなら、バンドゥも負けてないよ。バンドゥはサーマンの攻撃に耐えながら近づけるかな？距離が勝敗のカギになりそうだぞ」です。同じイベントに、アミール・カーンとデボン・アレキサンダーも登場するので、比較しながら楽しみたいですね。人気が高まれば、ビッグマッチも夢じゃない若き王者です！