WBA暫定世界ウェルター級タイトルマッチ
チャンピオン | ディエゴ・チャベス(アルゼンチン) 戦績:22戦全勝18KO |
挑戦者 | キース・サーマン(アメリカ) 戦績:21戦20勝18KO1無効試合 |
ディエゴ・チャベス対キース・サーマンの試合内容
超激戦区ウェルター級のタイトルを全勝で獲得したディエゴ・チャベスと初の世界戦のチャンスを迎えた無敗のキース・サーマンが激突するWBA暫定世界ウェルター級タイトルマッチです。強打を誇る好戦的なボクサー同士が拳を交える、めちゃめちゃ楽しみな無敗対決ですね。
試合は、ガードを固めて距離を詰め、強烈なフックを叩き込む暫定チャンピオンのディエゴ・チャベスに対して、挑戦者のキース・サーマンが左ジャブで距離を保ちながらも、力強いパンチで応戦する展開で始まります。激闘を予感させるハードな立ち上がりです。
「チャベスもサーマンも負けん気が強いなあ。『オレのパンチのほうが強いだろ?』って相手に見せつけるような立ち上がりだよ。『気持ちが折れたボクサーが負け』の我慢比べになるかもしれないね」とお互いのプライドがぶつかり合う立ち上がりに大興奮の管理人。ディエゴ・チャベスもキース・サーマンも一歩も引く気配がありませんね。
【Photo:Showtime】
2ラウンドに入ると、ディエゴ・チャベスがプレッシャーを強め、自慢の強打を振り回します。ディエゴ・チャベスが一瞬体を沈めて、すぐにオーバー・ハンド・ライトを打ち込むので、パンチの出所が見えにくいのか、さすがのキース・サーマンも戦いづらそうです。
「チャベスは思い切りが良くて、しかも、リズムが独特だね。ディフェンスが上手なサーマンなんで、紙一重のところで回避してるけど、チャベスのKO率が高い理由がよくわかるよ」と見事な攻防に大きな拍手を送る管理人。一進一退の紙一重の攻防が続いています。
お互いが全く譲らない展開が続き、迎えた4ラウンド開始30秒。プレッシャーを強め、パンチを打ち込もうとするディエゴ・チャベスに対して、キース・サーマンが強烈な右ストレートのカウンターを打ち込みます!タフなディエゴ・チャベスでなければ、倒れてもおかしくない破壊力です。
【Photo:Showtime】
「サーマンのパンチが少しずつ当たるようになってきたね。特に、右アッパーと左ボディブローが効果的だよ。ガードが強固でタフなチャベスだけど、サーマンのパンチの種類が豊富なんで、防ぎきれなくなってるみたい」とキース・サーマンのテクニックと強打に拍手を送る管理人。
ラウンドが進むにつれて、キース・サーマンがペースを握り始め、迎えた9ラウンド。キース・サーマンが強烈な左ボディブローを叩き込み、ディエゴ・チャベスがヒザを突きます。キース・サーマンのパンチに我慢してきたディエゴ・チャベスがついに耐えきれなくなっちゃいましたね。
10ラウンドに入ると、キース・サーマンが勝負に出て、連打でディエゴ・チャベスをロープに追い詰めます。必死に抵抗するチャンピオン。しかし、キース・サーマンがカウンターの右ストレートをディエゴ・チャベスのテンプルに叩き込み、2度目のダウンを奪います。
【Photo:Showtime】
「いやー、こりゃ、立てない」と思わずため息がもれてしまう管理人。苦悶の表情を浮かべるディエゴ・チャベスは立ち上がることができず、勝負あり。キース・サーマンが大激戦の末、全勝のディエゴ・チャベスに10ラウンドKO勝ちを飾り、暫定タイトルを獲得しました。
キース・サーマンがテクニックとパワー、スピードのすべてを余すところなく出し切って、ディエゴ・チャベスを沈めた試合でしたね。ディエゴ・チャベスはめっちゃ強いと思うんですけど、キース・サーマンが一歩も引くことなく、最後は押し切っちゃいました。
強烈な存在感を放ち、世界の頂点に駆け上がったキース・サーマン。気になる初防衛戦ですが、4階級制覇の実績を誇るロバート・ゲレロとの対戦を熱望しています。「実力者をひとりずつ打ち倒してやろう」という気迫が感じられるキース・サーマンの今後に注目しましょう!
ディエゴ・チャベス対キース・サーマンの試合結果
試合結果 | キース・サーマンが10ラウンドKO勝ち。無敗対決を制して、悲願の初タイトルを獲得しました。 |