WBA暫定世界ウェルター級タイトルマッチ
チャンピオン | キース・サーマン(アメリカ) 戦績:24戦23勝21KO1無効試合 |
挑戦者 | レオナルド・ブンドゥ(イタリア) 戦績:33戦31勝11KO2分 |
キース・サーマン対レオナルド・ブンドゥの試合内容
悲願のメガマッチ実現を目指す25歳のキース・サーマンが初の世界タイトル挑戦のチャンスを手にした40歳のレオナルド・ブンドゥと激突するWBA暫定世界ウェルター級タイトルマッチ。勝利を手にするボクサーは、無敗チャンピオンのキース・サーマンでしょうか?それとも、無敗チャレンジャーのレオナルド・ブンドゥでしょうか?新旧対決の幕開けです!
試合は、ガードを固めてプレッシャーをかける挑戦者のレオナルド・ブンドゥに対して、チャンピオンのキース・サーマンが左ジャブを突きながら右ストレートを打ち込むタイミングを狙う展開で始まります。スイッチヒッターのレオナルド・ブンドゥは右構えでスタートしましたね。
「まずは、お互いに探り合っている感じだね。どっちが主導権を握るかな?」と思っていると、開始30秒、レオナルド・ブンドゥがサウスポーにスイッチ。次の瞬間、キース・サーマンもサウスポーに構え、レオナルド・ブンドゥの前進に合わせて、強烈な左フックを叩き込みます。リングに両手を突いて倒れたレオナルド・ブンドゥ。キース・サーマンがいきなりダウンを奪いました!
【Photo:Showtime】
「おおお、すごい!サーマンの負けん気の強さが出たシーンだったね。ブンドゥのダメージはどうだろう?」と挑戦者のダメージを確認する管理人。ダウンから立ち上がったレオナルド・ブンドゥは自分から距離を詰め、追撃を回避します。足はしっかりと動いていますね。一方、キース・サーマンはレオナルド・ブンドゥのガードのすき間を狙って強烈なパンチを打ち込んでいます。
2ラウンドに入ると、ダウンを奪われたレオナルド・ブンドゥがプレッシャーを強め、ポイントを奪い返そうとします。一方、キース・サーマンは距離をキープしながら連打で応戦。レオナルド・ブンドゥがスイッチすると、キース・サーマンもスイッチしながら戦っています。キース・サーマンのパンチが上下に決まっていますが、レオナルド・ブンドゥが構わず前進を続けています。
「ブンドゥはめちゃくちゃタフだよ。でも、サーマンが懐へ入れないようにうまく戦っているね。ブンドゥはもう一歩、踏み込めるとパンチが当たりそうなんだけどなあ」と両雄に拍手を送る管理人。レオナルド・ブンドゥはスイッチしながら必死に距離を詰めようとしますが、キース・サーマンがパワフルな連打を上下に打ち分けるので、なかなか距離を詰めることができません。
終盤もお互いがパンチを交換するスリリングな展開が続きます。でも、観客はブーイングを浴びせていますね。キース・サーマンにもっと攻撃してほしいってことなのかな?アメリカのファンはめちゃくちゃシビアです。キース・サーマンに対する期待が大きい証拠でもありますね。
試合はキース・サーマンがレオナルド・ブンドゥをコントロールする展開が続き、12ラウンド終了のゴングが鳴り響きます。勝敗は3人のジャッジにゆだねられ、3人のジャッジすべてがフルマークでキース・サーマンを支持。キース・サーマンが12ラウンド判定勝ちを飾りました。
キース・サーマンが連打でレオナルド・ブンドゥを突き放し続けた試合でしたね。採点結果は大差でしたが、勝ったキース・サーマンにとってもタフな試合だったと思います。手数が少なく、パンチ力のないボクサーだったら、レオナルド・ブンドゥの突進に巻き込まれてもおかしくないですもんね。改めてキース・サーマンの底力を感じた無敗対決でした。
キース・サーマン対レオナルド・ブンドゥの試合結果
試合結果 | キース・サーマンの12ラウンド判定勝ち。 【公式ジャッジの採点結果】
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