名ボクサー誕生の陰に真のボクシングファンあり
ファンがボクサーを育てることができることはボクシングの素晴らしさのひとつだと思います。管理人が考える真のボクシングファンを一言で表すなら、ボクシングの試合そのものを楽しめるファンです。ボクシング、特にプロボクシングが活性化するためにはファンの存在が欠かせません(これはすべてのプロスポーツに当てはまりますね)。
プロボクシングが活性化するために、まず大切なのがファンの数です。
ファンの数が増えれば増えるほど、ボクシングの興行がやりやすくなり、結果として、ボクシング界全体が活性化します。しかし、ファンの数を増やすことは、実際に戦っているボクサーだけでなく、ボクシング協会や関係者の方々の努力なくして達成することはできません。イベント開催や地道な営業活動などボクシング関係者の方にしかできない底辺からボクシングファンを掘り起こす作業が必要になると思います。
一時的なブームに頼り、ファンの開拓を怠ってしまうと、日本の国技と言われる競技のように、一定の年齢層にしか支持されない極めて将来性のない状況に陥ってしまう可能性があるので、長期的な展望を持って幅広いファンの獲得に努めるのが大切ではないでしょうか?
続いて、ファンの数と同じくらい大切なのが、ファンの質です。
質の高いファンが増えれば増えるほど、ボクサーは恥ずかしい試合ができなくなってしまいます。つまらない試合はファン離れを引き起こし、ファンが離れれば、結果としてボクサーのファイトマネーが減ります。
逆に、ファンの支持を集める人気と実力を兼ね備えたボクサーは、スポンサーも獲得しやすく、メディアへの露出も増えるので、結果的にファイトマネーも含めて大金を手にすることができます。
このように、プロボクシングはファンなくして成り立たず、ボクシング界を盛り上げていくためにはファンの数だけでなく、質も大切です。管理人が考える質の高いファンとは、とてもシンプルで、素晴らしい試合に拍手を送り、つまらない試合にブーイングできるファンです。純粋にボクシングの試合を楽しめば、それだけでOKだと思います。
ボクサーはファンの声援や反応によって勇気をもらったり、「もっと頑張らなきゃ」と自分を鼓舞したりします。ファンがその機会を与えるだけで、ボクサーは精一杯のボクシングの見せてくれるはずです。
ただ座って試合を観ているだけでは、ボクサーやボクシング関係者に想いは届きません。素晴らしい試合に拍手を、つまらない試合にブーイングを。ファンが少し行動するだけで、名ボクサーは確実に増えるはずです。