抜群の瞬発力とパワフルな連打でファンを魅了する好戦的なスピードスター
アメリカ出身のショーン・ポーターは、抜群の瞬発力と回転の速いパワフルな連打を兼ね備えた好戦的なスピードスターです。プロデビューから15試合はスーパーウェルター級で戦っていましたが、世界中のスーパースターが集結するウェルター級へ参入し、無敗で世界タイトルを奪取しました!
ニックネームは「Showtime」。鋭い踏み込みで距離を詰め、体重を乗せたパワフルな連打で観客を魅了するショーン・ポーターにピッタリのニックネームですね。素人ファンのイメージで言うと「圧倒的な強さを誇ったライト級時代のシェーン・モズリーと爆発的な連打を見せるときのティモシー・ブラッドリーの長所を足した感じの好戦的なスピード系ファイター」です。
ショーン・ポーターの試合を初めて観戦したときの感想は「めちゃくちゃ思い切りの良いボクサーだなあ。パンチを連打するときも踏み込むときも迷いがないところが強さの秘密かな?しかも、バランス感覚が最高だよ。強いパンチを打ち続けても、体が全く流れないもん。クリンチのときも押し負けないね。足腰が強くて、スピードがあるなあ」でした。
抜群の身体能力を誇るショーン・ポーターは2008年にプロデビュー。1ラウンドTKO勝ちでデビュー戦に勝利すると、持ち味のスピードを連打を生かしたボクシングで連勝を重ねます。プロ16戦目で最激戦区のウェルター級へ転向し、実力者と試合を重ねながら、トップ戦線へ浮上します。
2012年12月、ショーン・ポーターは元IBF世界ライト級チャンピオンのフリオ・ディアスと対戦し、10ラウンド引き分けで連勝がストップしますが、2013年9月に再戦で判定勝ちを飾り、ウェルター級のトップ戦線へ浮上。2013年12月、IBF世界ウェルター級チャンピオンに君臨するサウスポーのデボン・アレキサンダーに挑戦するチャンスを手にします。
試合前「アレキサンダーのテクニックが上回るんだろうなあ」と予想していたのですが、結果は、立ち上がりから積極的にプレッシャーをかけるショーン・ポーターが序盤にビッグパンチを叩き込んで主導権を握り、12ラウンド判定勝ち。無敗のまま最激戦区ウェルター級の世界タイトル奪取に成功し、存在感を強烈にアピールします。
悲願の世界タイトル奪取に成功したショーン・ポーターは2014年4月「マジックマン」の異名を持つポール・マリナッジと激突。接戦が予想された新旧対決でしたが、結果は、ショーン・ポーターの4ラウンドTKO勝ち。立ち上がりから強烈なプレッシャーをかけてポール・マリナッジを圧倒し、最後は「マジックマン」をリングに沈める圧巻の初防衛でした。
初防衛に成功したショーン・ポーターは2014年8月、全勝チャレンジャーのケル・ブルックを迎えて2度目の防衛戦を行います。結果は、無念の12ラウンド判定負け。序盤からプレッシャーをかけて自慢の連打を叩き込もうとしたショーン・ポーターですが、ケル・ブルックのワンツーとクリンチに苦しめられ、パンチを当てさせてもらえなかった悔しいプロ初黒星でした。
抜群のスピードと爆発的な連打を武器に最激戦区ウェルター級の頂点を手にしたショーン・ポーター。無限の可能性を秘めた「Showtime」は、世界のスーパースターが集結するウェルター級で待望のビッグマッチを実現し、ボクシング界の主役の座をつかみ取ることができるでしょうか?大舞台になればなるほど実力を発揮する、将来がめっちゃ楽しみな若きスーパースターです!
ショーン・ポーターのプロフィール
ニックネーム | Showtime |
誕生日 | 1987年10月27日 |
戦績 | 26戦24勝15KO1敗1分 |
獲得タイトル |
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