三浦隆司選手は無敗のフランシスコ・バルガスを大舞台で撃破できるか?
WBC世界スーパーフェザー級チャンピオンの三浦隆司選手が11月21日(日本時間11月22日)にアメリカのネバダ州ラスベガスで無敗のフランシスコ・バルガスと対戦する注目の世界タイトルマッチが迫ってきました。試合が近づくにつれて、テンションがドーンと上がる楽しみな大一番です!
アメリカ初登場となる三浦隆司選手は、WBC世界スーパーフェザー級タイトルを4度防衛している好戦的なハードパンチャー。世界タイトルを奪取したガマリエル・ディアスを含め、過去に5人のメキシカンと戦って、戦績は5戦全勝です。粟生隆寛選手に勝ったガマリエル・ディアス、ホルヘ・リナレスに勝ったセルヒオ・トンプソンを撃破した試合は気持ちよかったなあ。
強打を誇る三浦隆司選手が5度目の防衛戦で拳を交える挑戦者は、メキシコ期待のフランシスコ・バルガス。2014年7月には、プエルトリコが誇るハードパンチャーのファン・マヌエル・ロペスに3ラウンド終了TKO勝ちを飾り、実力を強烈にアピールしました。オスカー・デラホーヤのゴールデンボーイ・プロモーションズが大事に育てた無敗のホープが満を持して世界タイトルに挑戦します。
【メインはミゲール・コット対サウル・アルバレスの新旧スーパースター対決です】
ミゲール・コットとサウル・アルバレスの超人気ボクサーが対戦するメガイベントのセミに登場する三浦隆司選手。世界中のボクシングファンが注目するフランシスコ・バルガス戦は、三浦隆司選手のディフェンス力が本当の意味で問われる試練の防衛戦になると予想しています。
挑戦者のフランシスコ・バルガスは、三浦隆司選手が過去の世界タイトルマッチで対戦したボクサーと比べて、パンチを当てる技術に優れていて、しかも、サウスポーを得意としています。懐が深く、手数が多く、左ジャブがうまい!三浦隆司選手が、フランシスコ・バルガスのリードパンチをうまく回避して、勢いよく懐へ飛び込めるかどうかは、試合のカギを握るはずです。
素人ファンの印象で恐縮ですが、フランシスコ・バルガスは「内山高志選手をひと回り小さくした好戦的なテクニシャン」です。一発の破壊力は、三浦隆司選手や内山高志選手に勝てませんが、手数が多くて、パンチを当てる技術に優れているので、三浦隆司選手がフランシスコ・バルガスのリードパンチをもらい続けると、内山高志選手の左ジャブを浴び続けた悪夢がよみがえるかもしれません。
フランシスコ・バルガス戦に限れば、三浦隆司選手は、まず「ダメージを最小限に抑えてバルガスの懐へ飛び込む」、続いて「インファイトで打ち勝つ」の2つの局面をクリアする必要があります。フランシスコ・バルガスはリーチが長いのですが、インファイトもできる器用なボクサーで、切れ味鋭いショートのフックは要注意。ハートも強いので、間違いなくタフな防衛戦になると思います。
逆に言うと、北中米で評価の高いフランシスコ・バルガスにプロ初黒星を付けることができれば、三浦隆司選手の評価はアメリカ国内で一気に高まるはずです。三浦隆司選手の「前へ前へ」のプレッシャーから最後は「必殺の左」で仕留める好戦的なボクシングは、マニー・パッキャオに通じる部分が多く、一撃でファンのハートをキャッチする可能性は十分にありますよ!
日本が誇る好戦的なハードパンチャーの三浦隆司選手が大舞台で強烈な輝きを放つのでしょうか?それとも、メキシコが誇る好戦的なテクニシャンのフランシスコ・バルガスが悲願の世界タイトル奪取を果たすのでしょうか?メガイベントで開催される試練の防衛戦。必殺のボンバーがラスベガスの夜を彩る瞬間を心待ちにしながら、みんなで三浦隆司選手を応援しましょう!
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