日本の心を持つベネズエラ出身のゴールデンボーイ
2008年、管理人が最も注目しているボクサーがホルヘ・リナレスです。日本の帝拳ジムに所属するベネズエラ出身のリナレスは、卓越したコンビネーションブローと強固なディフェンスを誇るボクサーで、世界的なスーパースターになる可能性を秘めています。
リナレスのニックネームは「ニニョ・デ・オロ」。英語に訳すと「ゴールデンボーイ」で、6階級制覇を成し遂げたオスカー・デラホーヤと同じニックネームを持つボクサーなんです。リナレスがアメリカ進出を果たした2007年7月のWBC世界フェザー級王座決定戦は、リナレスの強さを全世界に知らしめる試合となり、本家ゴールデンボーイ、オスカー・デラホーヤが彼の将来性に太鼓判を押す試合となりました。
全勝でWBC世界フェザー級王座決定戦に登場したリナレスですが、世界的な評価は十分なものではなく、「結構強い南米出身のボクサー」というイメージでした。しかし、WBC世界フェザー級王座決定戦で世界的な実力者、元WBC世界スーパーバンタム級チャンピオンのオスカー・ラリオスに快勝したことで、一躍世界的なステイタスを獲得することになります。
この試合のリナレスは本当に素晴らしかったです。ラリオスは軽量級ながら、長身でパンチ力のある好戦的なボクサー。正直なところ、管理人はリナレスが負ける可能性もあるかなと心配していたのですが、試合が始まると両者の実力差は明白で、安心して試合を観戦することができました。
序盤こそ、ラリオスが持ち前の強打と突進力に武器に攻め込みますが、試合が進むにつれて、両者のディフェンス力の差が試合の行方を左右します。リナレスの攻撃をまともにもらってしまうラリオスに比べて、リナレスはラリオスの攻撃を丁寧にブロック。ラリオスの打ち終わりを待って、リナレスが的確なコンビネーションブローを上下に打ち分ける展開が続き、結果は10ラウンドTKO勝ちでリナレスが初の世界タイトルを獲得します。勝負が決まるとすぐにコーナーポストへ駆け上り、日本語で「やったー」と叫んだリナレスの姿を観て、ジーンとしたのは管理人だけではないはずです。
この後、2008年に入り、右肩を痛めて心配されたリナレスですが、WBC世界フェザー級タイトルを返上し、2008年11月、2階級制覇をかけたWBA世界スーパーフェザー級王座決定戦で復帰。敵地、パナマでワイベル・ガルシアにTKO勝ちを収め、見事に2つ目のベルトを奪取しました。
リナレスは現時点ですでに攻撃力、守備力、スピードのすべてを持っているボクサーです。今後、リナレスが統一チャンピオン、3階級制覇を目指す上で大切になるのは、スタミナと勝負どころを見極める目だと思います。特に、スタミナをしっかり強化できれば、打ち合うことも離れて戦うこともできる器用なボクサーので、どのタイプの挑戦者にも対応できるでしょう。
2009年はリナレスにとって世界的なステイタスを一段と高めるための大切な1年。着実に防衛戦をこなし、他団体チャンピオンとの統一戦、または3階級制覇へ弾みをつけたいところです。快進撃を続ける「ベネズエラのゴールデンボーイ」は輝き続けることができるのか?まだまだ底を見せていないリナレスの飛躍に期待大です。
ホルヘ・リナレスのプロフィール
| 本名 | ホルヘ・リナレス |
| 誕生日 | 1985年08月22日 |
| ニックネーム | ニニョ・デ・オロ (ゴールデンボーイ) |
| 戦績 | 27戦26勝1敗17KO |
| 獲得タイトル |
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