プロとアマチュアで頂点を極めた軽量級屈指の天才パンチャー
キューバ出身のユリオルキス・ガンボアは一瞬で距離を詰めるスピードと急所を連打する天性のテクニックを誇る軽量級屈指の天才パンチャーです。ニックネームは「サイクロン」。相手のガードの隙間を狙って打ち込む爆発的な連打こそ、ユリオルキス・ガンボアの代名詞ですね。
アテネ五輪で金メダルを獲得し、アマチュアエリートして知られるユリオルキス・ガンボアですが、テクニックと強打を生かしてKOを狙うボクシングはプロ向きだと思います。特にパンチの切れはノニト・ドネアと並び、軽量級トップクラス。一撃で倒すことも連打で倒すこともできる万能型の好戦的ボクサーで、左右のフックは爆発的な破壊力を誇ります。
高いKO率を誇るユリオルキス・ガンボアのボクシングを支えている最大の武器は踏み込みの速さ。決してリーチが長いボクサーではありませんが、鋭い踏み込みで一気に距離を詰め、自慢の強打を叩き込みます。一度打ち出すと、回転数がドンドン上がり、対戦相手を「サイクロン」に巻き込みながら、あっと言う間に試合のペースを握ってしまう強みがありますね。
2006年にドイツへ亡命し、2007年に鳴り物入りでプロデビューを飾ったユリオルキス・ガンボア。デビューから圧倒的な強さを誇ったユリオルキス・ガンボアですが、デビュー当時はディフェンスが甘く、打たれる場面も目立っていました。
2008年10月に行われたマルコス・ラミレス戦ではダウンを奪われながら逆転をKO勝ちを収め、卓越したボクシング技術だけでなく、強い精神力を証明。この試合を機にディフェンス強化に取り組み、2009年4月、万全の状態で初の世界タイトル戦を迎えます。
悲願の世界タイトル獲得に燃えるユリオルキス・ガンボアはWBA世界フェザー級暫定タイトルをかけてホセ・ロハスと激突。結果はスピードとパンチ力で上回るユリオルキス・ガンボアがホセ・ロハスを圧倒し、10ラウンドTKO勝ちで世界タイトル奪取に成功します。アマチュアで頂点に輝いたユリオルキス・ガンボアがプロのリングでも頂点に輝いた瞬間でした。
その後、正規チャンピオンのクリス・ジョンがスーパーチャンピオンに昇格したことで、ユリオルキス・ガンボアが暫定チャンピオンから正規チャンピオンとなり、2009年10月、初防衛戦でワイベル・ガルシアと対戦。一方的な4ラウンドTKO勝ちを飾り、世界タイトルの初防衛に成功します。
その後も全勝のまま防衛を重ね、迎えた2010年9月。IBFチャンピオンのオルランド・サリドと王座統一をかけて激突します。結果はユリオルキス・ガンボアが12ラウンド判定勝ちでタイトル統一に成功し、「フェザー級最強はガンボア」という声が高まるようになりました。
2011年3月には、ひとつ上の階級のスーパーフェザー級暫定チャンピオンであるホルヘ・ソリスを迎えて防衛戦を行い、5度のダウンを奪う完璧な勝利で圧倒的な強さをアピール。世界中のボクシングファンが注目する階級、フェザー級を席巻する戦いぶりは余裕すら感じられます。
2011年9月には、元WBO世界スーパーバンタム級チャンピオンのダニエル・ポンセ・デ・レオンとフェザー級ノンタイトルマッチで激突。持ち味のスピードを生かしてダニエル・ポンセ・デ・レオンの強打を封じ込め、8ラウンド負傷判定勝ちを収めます。試合によってムラがありますが、ハマったときの強さは天下一品であることを証明した試合でした。
群雄割拠のフェザー級戦線で圧倒的な輝きを放つユリオルキス・ガンボア。オリンピックの舞台で頂点に輝いた「サイクロン」はプロのリングでも次々と強豪を蹴散らしながら勢力を拡大しています。全勝の快進撃を続ける「サイクロン」から今後も目が離せませんね。
ユリオルキス・ガンボアのプロフィール
| 本名 | ユリオルキス・ガンボア |
| ニックネーム | サイクロン |
| 誕生日 | 1981年12月23日 |
| 戦績 | 21戦全勝16KO |
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