協栄ジムの金平桂一郎会長が亀田兄弟の移籍を容認
4月27日、プロボクサー、亀田興毅選手、亀田大毅選手が所属する協栄ジムの金平会長が亀田兄弟の移籍を認める発言をしました。金平会長が亀田兄弟の移籍を認めたことで、2007年10月に行われた内藤大助選手と亀田大毅選手の世界戦を機に悪化していた亀田兄弟と協栄ジムの関係に終止符が打たれようとしています。
金平会長が「亀田兄弟のボクシング活動を妨げる気はない。若くて才能あるボクサーを尊重したい」と亀田兄弟の移籍を認めたことは日本ボクシング界が盛り上がる上で大きな一歩だと思います。
亀田兄弟については「パフォーマンス」ばかりが先行して、一部のボクシング関係者とボクシングファンを除いて、亀田兄弟のボクシングに対する正しい評価が下せていないのが現状ですが、特に長男の亀田興毅選手は全勝で2階級制覇の期待がかかるボクサーで、間違いなく日本ボクシング界の人気を支えているひとりです。全勝の元世界チャンピオンが戦う姿を今後も観戦できることはひとりのボクシングファンとして嬉しいですね。
一時は亀田兄弟の引退や法廷闘争などの噂が飛び交いましたが、金平会長の発言で、今後は円満な解決に向けて亀田兄弟、協栄ジムの両者が歩み寄るものと思われます。数千万円とも言われる移籍金、亀田大毅選手の監督問題、放映権を持つテレビ局の意向など、移籍に絡む問題は山積みですが、両者の話し合いはゴールデンウィークが終わる5月7日にも決着を迎える可能性もあり、今後の移籍先に注目が集まります。