バンタム級10回戦
WBC世界バンタム級10位 | 亀田和毅選手(日本) 戦績:16戦全勝11KO |
タイ同級 | ピチットチャイ・ツインズジム(タイ) 戦績:29戦18勝11KO11敗 |
試合内容
亀田3兄弟の末っ子ボクサー、亀田和毅(かめだ・ともき)選手がタイ出身のピチットチャイ・ツインズジムを迎えて日本で凱旋試合を行います。単身メキシコに渡り、15歳でプロデビュー後、プロ16戦のキャリアを積んだ亀田和毅選手がどんなボクシングを見せてくれるのか注目ですね。
試合は1ラウンド開始直後から亀田和毅選手のペースで進みます。サウスポーのピチットチャイ・ツインズジムに対して、亀田和毅選手は上半身を揺さぶりながら距離を詰め、左ジャブから左右のフックを狙っているようです。
1ラウンドを観る限り、総合力で圧倒的に亀田和毅選手が上回っていますね。ピチットチャイ・ツインズジムは亀田和毅選手のプレッシャーを相当感じながら戦っているようです。
2ラウンドに入ると、亀田和毅選手がプレッシャーを強め、接近戦で左右のフック、アッパーを上下に打ち分けます。そして、ピチットチャイ・ツインズジムが下がったところで、亀田和毅選手が右ストレートをピチットチャイ・ツインズジムの顔面に叩き込みダウンを奪います。
一気に畳みかける亀田和毅選手は接近戦で左右のフックを中心にパンチを集め、2ラウンド終了間際にも、左フックから右ストレートをピチットチャイ・ツインズジムの顔面にヒットさせ、2度目のダウンを奪います。
3ラウンドに入ると、ピチットチャイ・ツインズジムが勝負に出ますが、亀田和毅選手はピチットチャイ・ツインズジムのパンチをブロックし、ボディーを中心に反撃。ラウンド中盤には、亀田和毅選手がピチットチャイ・ツインズジムをコーナーに詰めて左右のフックを連打し、3度目のダウンを奪います。
その直後にも亀田和毅選手が強烈な左ボディーブローを叩き込み、ピチットチャイ・ツインズジムは4度目のダウン。何とか立ち上がったピチットチャイ・ツインズジムですが、最後は亀田和毅選手が左右のフックを連打したところでレフェリーが試合をストップ。
亀田和毅選手が3ラウンドTKO勝ちでピチットチャイ・ツインズジムを撃破し、1年ぶりの日本凱旋試合に快勝しました。両者の実力に大きな差があったため、亀田和毅選手の良さばかりが目立った試合でしたね。亀田和毅選手が今どのレベルにあるのかを知りたいボクシングファンは多いと思うので、次戦は強豪と対戦して「亀田和毅のボクシング」をアピールしてほしいですね。
試合結果
試合結果 | 亀田和毅選手が3ラウンドTKO勝ちで日本凱旋試合に勝利。 |