ウラディミール・クリチコとデビッド・ヘイがヘビー級の覇権をかけて激突
ついに決まりましたね!IBF・WBO世界ヘビー級チャンピオンのウラディミール・クリチコとWBA世界ヘビー級チャンピオンのデビッド・ヘイが3本のベルトをかけて激突します。決戦の場はウクライナ出身のウラディミール・クリチコが主戦場とするドイツ。イギリス出身のデビッド・ヘイにとってはアウェイ開催となります。
ウラディミール・クリチコとデビッド・ヘイは試合が行われる7月3日(ドイツ時間の7月2日)に向けて、メディア用のツアーを行っています。試合を盛り上げるため、趣向を凝らした演出が行われるのですが、管理人は同席インタビューがシンプルで一番好きです。
デビッド・ヘイはリップサービスを得意とするエンタテインメント性の強いボクサー。一方のウラディミール・クリチコは落ち着いて言葉を選びながらインタビューに答えることで有名なボクサーです。対照的な2人が同席インタビューで、お互いに火花を散らしているんですよ。
場外戦で、まず仕掛けたボクサーはデビッド・ヘイ。「クリチコはヘビー級のボクシングをダメにした張本人だろ。ジャブ、ジャブ、クリンチ。ジャブ、ジャブ、クリンチ。マジでつまんねえよ。観客が飽き飽きするボクシングはもう終わりにしようぜ」と強烈な先制パンチを叩き込みます。
さらに畳みかけるデビッド・ヘイは「ヘビー級チャンピオンは世界中のボクシングファンの注目の的じゃなきゃダメなんだ。でも、クリチコを見てみろよ。デカイだけで、のろまだろ?のろまなクリチコはオレに打ちのめされるしかないんだ。試合当日は、オレのスピード、才能、リングで披露するボクシングに世界中のファンが釘付けになるぜ」と思い切り挑発します。
この挑発に対して、ウラディミール・クリチコは「私はヘイのことを偉大なファイターだと思ってるよ。でも、彼はビッグマウスすぎる。不快になるくらいにね。ヘイの主戦場がハリウッドなら、俳優として活躍できるかもしれない。でも、戦いの舞台はボクシング。逃げ場のないリングで、礼儀を知らないチャンピオンに必要な敬意と立ち振る舞いをレッスンするよ」と反撃。
さらに「ヘイが何と言おうと、最後に笑うのは私だよ。私が勝って3本のベルトを持ち帰るという結末は変わらない。世界中が注目するヘビー級王座統一戦は私が50回目のKO勝ちを飾る試合になるだろうね(クリチコの戦績は58戦55勝49KO3敗)」と畳みかけます。
試合2か月前なのに、ウラディミール・クリチコもデビッド・ヘイもめちゃめちゃヒートアップしていますね。管理人がヘビー級の試合でこれだけワクワクするのは2002年のレノックス・ルイス対マイク・タイソン以来です。「王座統一戦の名称通り、勝ったボクサーはベルト、名誉、覇権を総取りできるよ。歴史に残るKOシーンが観られるかも」と期待してしまいます。ヤバい、楽しみすぎる!
ウラディミール・クリチコ対デビッド・ヘイの放送日時
放送日時 | 7月3日(日)WOWOWで生放送 |