スーパーバンタム級10回戦
元2階級制覇 チャンピオン |
ラファエル・マルケス(メキシコ) 戦績:45戦39勝35KO6敗 |
メキシコ同級 | エドゥアルド・ベセリル(メキシコ) 戦績:21戦12勝4KO7敗2分 |
ラファエル・マルケス対エドゥアルド・ベセリルの試合内容
強打を武器に2階級制覇を達成したラファエル・マルケスが、トップ戦線浮上を目指すエドゥアルド・ベセリルと激突します。2011年10月に西岡利晃選手の世界タイトルに挑戦することが決まっているラファエル・マルケス。結果だけでなく、内容が求められる試合ですね。
試合は立ち上がりからラファエル・マルケスがエドゥアルド・ベセリルを圧倒する展開で始まります。左ジャブを突きながら右ストレートを打ち込むタイミングを狙うエドゥアルド・ベセリルに対して、ラファエル・マルケスは左ジャブに合わせて右ストレートのカウンターを叩き込む作戦。ラファエル・マルケスがジワリジワリとプレッシャーをかけていますね。
「マルケスがベセリルの左ジャブに合わせて右ストレートを狙っているんで、ベセリルはパンチを出しにくい状況に追い込まれてるよ。ベセリルは苦しいな」と試合の行方を見守る管理人。2ラウンド中盤には、ラファエル・マルケスが右ストレートのカウンターをエドゥアルド・ベセリルのアゴにクリーンヒットさせ、エドゥアルド・ベセリルの腰が一瞬落ちます。
ラウンドが進むにつれて、ラファエル・マルケスの強打がエドゥアルド・ベセリルを後退させる場面が増え、迎えた4ラウンド中盤。ラファエル・マルケスが左フックを一閃!このパンチがエドゥアルド・ベセリルのアゴをとらえ、ラファエル・マルケスがエドゥアルド・ベセリルからダウンを奪います。
「いやー、自力の差が出始めたね。マルケスはチャンスだよ」とダウンを奪ったラファエル・マルケスに注目する管理人。5ラウンドはラファエル・マルケスが接近戦で上下にパンチを打ち分け、エドゥアルド・ベセリルに休む暇を与えません。
すると、6ラウンド開始直後、エドゥアルド・ベセリル陣営がギブアップ。ラファエル・マルケスがエドゥアルド・ベセリルに6ラウンドTKO勝ちを収め、壮絶な打ち合いに敗れたファン・マヌエル・ロペス戦以来となる再起戦で復活をアピールしました。
ラファエル・マルケスが真っ向勝負でエドゥアルド・ベセリルを粉砕した試合でしたね。両者の実力を考えると、予想通りの結果と言えますが、再起戦となったラファエル・マルケスにとっては実戦の感触を確かめるための良い試運転になったと思います。
自慢の強打で対戦相手を封じ込めてきたラファエル・マルケスは次戦で西岡利晃選手の持つ世界タイトルに挑戦することが決まっています。日本のボクシングファンにとっては、たまらない好カードですね。
管理人は、西岡利晃選手が本来のスピードとテクニックを発揮できれば、ラファエル・マルケスのパワーを封じ込める可能性が高いと思います。実力伯仲の試合ですが、西岡利晃選手が圧勝する可能性もありそうですね。楽しみだな。
ラファエル・マルケス対エドゥアルド・ベセリルの試合結果
試合結果 | ラファエル・マルケスが6ラウンドTKO勝ちで再起戦に快勝。 |