ミドル級10回戦
チャンピオン | ピーター・クイリン(アメリカ) 戦績:25戦全勝19KO |
挑戦者 | クレイグ・マクイワン(イギリス) 戦績:20戦19勝10KO1敗 |
ピーター・クイリン対クレイグ・マクイワンの試合内容
自慢の強打を武器に全勝の快進撃を続けるピーター・クイリンと好戦的なサウスポーのクレイグ・マクイワンが激突するミドル級10回戦です。どちらも185センチの身長を誇り、オスカー・デラホーヤ率いるゴールデンボーイ・プロモーションズに所属する期待の秘蔵っ子。「次期世界チャンピオン」の呼び声が高いホープ対決を制するボクサーはどちらでしょうか?
試合は、右ジャブを突きながらガードを固めて前進しようとするサウスポーのクレイグ・マクイワンに対して、全勝のピーター・クイリンが左ジャブを突きながら距離を取り、右ストレートをカウンターを狙う展開で始まります。どちらも手数が多く、期待通りのスリリングな立ち上がりです。
「クイリンは見た目通りパワーがありそうなボクシングだぞ。マクイワンはサウスポーだけど、サウスポーの特性とリーチの長さを生かして戦うより、懐でガンガン打ち合うボクシングが好きなのかな?激しい打ち合いになりそうだぞ」とホープ同士の熱戦に拍手を送る管理人。
2ラウンドには、懐に飛び込んだクレイグ・マクイワンの左ストレートがピーター・クイリンの顔面にクリーンヒットしますが、試合が進むにつれて、ピーター・クイリンのカウンターもクレイグ・マクイワンの顔面にクリーンヒットする場面が増えます。
一進一退の攻防が続きますが、3ラウンド、ピーター・クイリンのパンチでクレイグ・マクイワンが右目の上をカット。4ラウンドには、ピーター・クイリンが飛び込んでクレイグ・マクイワンのアゴにショートの右フックを叩き込むなど、少しずつピーター・クイリンが主導権を握り始めています。
「マクイワンは一生懸命前へ出てパンチを打ち込もうとしているんだけど、クイリンが上手く距離を保ってカウンターを取ってるよ。体の強さで上回るクイリンがちょっとずつ有利に進めている感じだぞ」と両者のフィジカルの差を感じ始める管理人。
6ラウンドに入ると、ピーター・クイリンがガードを固めて自分から積極的に前へ出始め、クレイグ・マクイワンの上下にパンチを打ち分けます。そして迎えた残り45秒、クレイグ・マクイワンがパンチを打ち込もうとして踏み込んだ瞬間、ピーター・クイリンが左フックのカウンターを顔面に叩き込み、クレイグ・マクイワンの体が流れます。
一気に勝負をかけたいピーター・クイリンは強烈な右フックをクレイグ・マクイワンの顔面に2発叩き込み、左フックを返したところで、レフェリーが試合をストップ。ピーター・クイリンがクレイグ・マクイワンに6ラウンドTKO勝ちを収め、ホープ対決に快勝しました。
最後はストップが少し早かった気がしますが、ピーター・クイリンのパワーがクレイグ・マクイワンの手数を封じ込めた試合でしたね。ピーター・クイリンは一発一発に力を込めてパンチを打つ典型的な倒し屋なので、勝てば勝つほど人気が出ると思います。今後も期待の全勝ホープに注目しましょう。
ピーター・クイリン対クレイグ・マクイワンの試合結果
試合結果 | ピーター・クイリンが6ラウンドTKO勝ちでホープ対決に勝利。 |