スーパーバンタム級10回戦

カルロス・クアドラス対アルベルト・チュクの試合内容

強打が魅力のカルロス・クアドラスと粘り強いアルベルト・チュクが激突するメキシカン対決です。カルロス・クアドラスとアルベルト・チュクは2010年3月に対戦し、初戦はカルロス・クアドラスが2-1の判定勝ちを収めています。

全勝のカルロス・クアドラスが自慢の強打を叩き込み、世界タイトル挑戦を引き寄せるのでしょうか？それとも、アルベルト・チュクがリベンジを果たし、番狂わせを起こすのでしょうか？メキシカン対決のゴングが鳴り響きます。

試合は、全勝のカルロス・クアドラスが自慢の強打を上下に打ち分け、アルベルト・チュクにプレッシャーをかける展開で始まります。カルロス・クアドラスは全勝の勢いをそのままに序盤からKO狙いのボクシングですね。

2ラウンドも、カルロス・クアドラスがガンガン前へ出てパンチを攻撃する展開でスタート。「クアドラスが一気に試合を決めるかな？」と思っていると、2ラウンド40秒、アルベルト・チュクがコンパクトな右フックのカウンターをカルロス・クアドラスに叩き込み、カルロス・クアドラスの動きが一瞬止まります。

一気に勝負をかけたいアルベルト・チュク。しかし、カルロス・クアドラスがパンチを出して応戦し、アルベルト・チュクに追撃のチャンスを与えません。アルベルト・チュクにとっては絶好のチャンスでしたが、カルロス・クアドラスが踏ん張りましたね。

3ラウンドに入ると、リズムを取り戻したカルロス・クアドラスがパンチを上下に打ち分けてプレッシャーを強めます。リベンジを狙うアルベルト・チュクも必死に応戦しますが、カルロス・クアドラスの強打をもらい、苦しそうな表情に変わってきました。

中盤以降も、カルロス・クアドラスのペースで進み、迎えた6ラウンド40秒。カルロス・クアドラスが右ストレートの打ち下ろしを叩き込み、アルベルト・チュクがダウン！一気に畳みかけるカルロス・クアドラスは6ラウンド中盤にもコンパクトな連打をアルベルト・チュクの顔面に集め、2度目のダウンを奪います。

リベンジに燃えるアルベルト・チュクは必死に立ち上がり、試合を続行しますが、再開直後、カルロス・クアドラスの連打を浴びたところで、セコンドがタオルを投げ入れ、無念の試合終了。カルロス・クアドラスがアルベルト・チュクに6ラウンドTKO勝ちを収め、全勝をキープしました。

カルロス・クアドラスの強打がリベンジに燃えるアルベルト・チュクを打ち砕いた試合でしたね。2ラウンドにクリーンヒットをもらってしまい、ディフェンスの危うさを浮き彫りにしてしまったカルロス・クアドラスですが、攻撃は魅力的。どこまで連勝を続けることができるのか、今後も注目です。

カルロス・クアドラス対アルベルト・チュクの試合結果