ヘビー級10回戦
WBO世界 ヘビー級10位 |
セス・ミッチェル(アメリカ) 戦績:24戦23勝17KO1分 |
前NABA北米 ヘビー級チャンピオン |
ティモール・イブラギモフ(ウズベキスタン) 戦績:34戦30勝16KO3敗1分 |
セス・ミッチェル対ティモール・イブラギモフの試合内容
ゴールデンボーイ・プロモーションズが期待する無敗のセス・ミッチェルがオリンピック出場経験を持つティモール・イブラギモフと拳を交えるヘビー級ホープ対決です。トップ戦線浮上をかけた楽しみな対戦ですね。
試合は、お互いが鋭い左ジャブを突きながら右ストレートを狙うスリリングな展開で始まります。どちらの左ジャブも鋭いだけでなく、力強いですね。「さすがはヘビー級のジャブ。まともに当たったら、左ジャブで倒れちゃいそうだよ」と思ってしまいます。
2ラウンドも1ラウンドと同じく、鋭い左ジャブの突き合いでスタート。「どっちが先に大砲を叩き込むかな?」と思っていると、2ラウンド残り1分、セス・ミッチェルがプレッシャーをかけようとするティモール・イブラギモフにカウンターの左フックを叩き込みます。
一気に畳みかけるセス・ミッチェルは動きの止まったティモール・イブラギモフに得意の右ストレートを打ち込み、追撃!ティモール・イブラギモフはクリンチをして何とか耐えようとしますが、セス・ミッチェルがクリンチを振りほどき、勝負に出ます。
【Photo:The Ring Magazine】
一気に勝負を決めたいセス・ミッチェルは2ラウンド残り30秒、再び強烈な右ストレートをティモール・イブラギモフに打ち込み、さらに打ち下ろしの右ストレートを4連打してティモール・イブラギモフをコーナーに追い詰めます。
最後は、セス・ミッチェルが渾身の右ストレートをティモール・イブラギモフに叩き込んだところで、レフェリーが試合をストップ!セス・ミッチェルがティモール・イブラギモフに2ラウンドTKO勝ちを収め、ホープ対決に快勝しました。
ゴールデンボーイ・プロモーションズが期待するセス・ミッチェルが実力をみせつけてティモール・イブラギモフに快勝した試合でしたね。体は決して大きくありませんが、「さすが」とうなってしまうパンチとスピードを兼ね備えています。
セス・ミッチェルが「2012年は勝負の年」と言っているように、近いうちにクリチコ兄弟に挑戦する可能性があります。スピードを生かして懐へ飛び込み、得意の右ストレートを打ち込める展開になると、世界中のボクシングファンが驚く結果になるかもしれませんね。セス・ミッチェル、要チェックです!
セス・ミッチェル対ティモール・イブラギモフの試合結果
試合結果 | セス・ミッチェルが2ラウンド2分48秒TKO勝ち。 |