ヘビー級8回戦

アレクサンデル・ユスティノフ対カートソン・マンスウェルの試合内容

身長202センチ、体重139キロの体格を誇る全勝のアレクサンデル・ユスティノフがトリニダード・トバゴのヘビー級チャンピオンに君臨するカートソン・マンスウェルと激突するヘビー級対決です。アレクサンデル・ユスティノフが大きすぎて、身長193センチのカートソン・マンスウェルが小さく見えますね。

試合は、体格で上回るアレクサンデル・ユスティノフが左ジャブを突きながらジワリジワリとカートソン・マンスウェルに詰め寄り、プレッシャーをかける展開で始まります。カートソン・マンスウェルは距離の長さを感じているのか、めちゃめちゃ戦いづらそうですね。

「ユスティノフはめっちゃでかいね。速くはないけど、思った以上にスピードもあるよ。右を強振して倒そうとする一発屋タイプかな？」と初めて観戦するアレクサンデル・ユスティノフのボクシングに興味津々の管理人。

身長213センチ、体重147キロの体格を誇り、ヘビー級史上最も大きくて重い世界チャンピオンに君臨したニコライ・ワルーエフと比較すると、体は一回り小さいですが、動きのスピードもパンチのスピードもアレクサンデル・ユスティノフのほうが上ですね。

「ユスティノフが体格差、リーチ差を生かして上手く戦っているね」と思っていると、3ラウンド1分すぎ、アレクサンデル・ユスティノフの強烈な右ストレートがカートソン・マンスウェルの顔面をとらえ、カートソン・マンスウェルの動きが一瞬止まります。

畳みかけるアレクサンデル・ユスティノフは追撃の3連打を叩き込み、カートソン・マンスウェルがダウン！何とかダウンから立ち上がったカートソン・マンスウェルですが、ダメージは相当深そうですね。

一気に勝負を決めたいアレクサンデル・ユスティノフは3ラウンド残り1分、カートソン・マンスウェルをロープに詰めて強烈な右ストレートを叩き込み、2度目のダウンを奪います。

必死に立ち上がったカートソン・マンスウェルですが、足元がおぼつかないカートソン・マンスウェルの状態を確認したレフェリーが試合をストップ。アレクサンデル・ユスティノフがカートソン・マンスウェルに3ラウンドTKO勝ちを収め、全勝をキープしました。

アレクサンデル・ユスティノフがパワーと体格の差を生かしてカートソン・マンスウェルを一蹴した試合でしたね。アレクサンデル・ユスティノフは自分の長所をよく理解していて、長所を生かす戦いに徹する強さがあるという印象を受けました。

ただし、攻撃は「右ストレート頼み」で、スピードがあるタイプでもないので、読まれやすいボクシングだと思います。今後はどれだけ右ストレートを昇華できるかがポイントになりそうです。全勝のアレクサンデル・ユスティノフの快進撃がどこまで続くのか、注目しましょう。

アレクサンデル・ユスティノフ対カートソン・マンスウェルの試合結果