ウェルター級12回戦
IBF世界 ウェルター級王者 |
デボン・アレキサンダー(アメリカ) 戦績:25戦24勝13KO1敗 |
IBF世界 ウェルター級4位 |
リー・パーディ(イギリス) 戦績:24戦20勝13KO3敗1分 |
デボン・アレキサンダー対リー・パーディの試合内容
2階級制覇を成し遂げたIBF世界ウェルター級チャンピオンのデボン・アレキサンダーが、粘り強いボクシングを貫くリー・パーディと激突するウェルター級ノンタイトルマッチです。ビッグマッチが期待されるサウスポーのデボン・アレキサンダーに注目ですね。
デボン・アレキサンダー対リー・パーディはIBF世界ウェルター級タイトルマッチになるはずでした。ところが、リー・パーディがオーバーウエイトで、計量をクリアできず、タイトルマッチからノンタイトルマッチに変更となりました。
ビッグマッチを期待されるチャンピオンのデボン・アレキサンダーが存在感を見せつけるのでしょうか?それとも、大失態を演じてしまったリー・パーディが汚名返上の勝利を手にするのでしょうか?決戦の開始を告げるゴングが鳴り響きます。
【Photo:Showtime】
試合は、デボン・アレキサンダーが鋭い右ジャブを連打し、ガードを固めるリー・パーディにプレッシャーをかける展開で始まります。デボン・アレキサンダーは右ジャブから右フック、右アッパーにつなげ、ガードのすき間を狙ってパンチを叩き込んでいます。
「アレキサンダー、すごいなあ。パーディがガッチリとガードを固めているんで、すき間がほとんどないけど、パンチを入れてるよ。ボディブローも有効だね」とチャンピオンのデボン・アレキサンダーに大きな拍手を送る管理人。ガードの真ん中を破る右アッパーは芸術的ですね。
序盤はデボン・アレキサンダーのペースで進み、迎えた5ラウンド。劣勢のリー・パーディがパンチを出しながら前進し、勝負に出ます。しかし、デボン・アレキサンダーはリー・パーディに鋭いパンチを打ち込んだあと、すぐに右サイドへ回り込み、主導権を渡しません。
【Photo:Showtime】
「パーディは勝負に行ったんだけど、はね返されちゃったね。さすが、アレキサンダー。着実にダメージを与えてるよ。パーディは苦しくなってきたなあ」とデボン・アレキサンダーのテクニックに拍手を送る管理人。両者のダメージの違いがめっちゃ大きくなってきましたね。
中盤は、ガードを固めて我慢しながら前進を続けるリー・パーディに対して、デボン・アレキサンダーが多彩なパンチを連打し、ダメージを与える展開が続きます。「いよいよ一方的な展開になってきたね」と思っていると、7ラウンド終了後、試合は突然の終幕を迎えます。
リー・パーディは泣きながら続行を希望しますが、リー・パーディのセコンドが棄権を申し入れ、勝負あり。デボン・アレキサンダーがリー・パーディに7ラウンド終了TKO勝ちを飾り、存在感をアピールしました。
【Photo:Showtime】
デボン・アレキサンダーが多彩なパンチとスピードを駆使して、最初から最後までリー・パーディを圧倒し続けた試合でしたね。簡単に言うと、両者の実力に違いがありすぎた内容だったと思います。デボン・アレキサンダーの良さばかりが目立ちましたね。
勝ったデボン・アレキサンダーは「天才」フロイド・メイウェザーの将来の対戦候補にリストアップされています。もしフロイド・メイウェザーが2013年9月に対戦するサウル・アルバレスに勝てば、デボン・アレキサンダーの周辺が一気に騒がしくなるかもしれませんね。
多彩なパンチと圧倒的なテクニックで存在感を見せつけたデボン・アレキサンダー。「チャンピオンクラスじゃないと、勝負にならないね」と改めてデボン・アレキサンダーの強さを確認できた試合でした。フロイド・メイウェザー戦は実現するかな?
デボン・アレキサンダー対リー・パーディの試合結果
試合結果 | デボン・アレキサンダーが7ラウンド終了TKO勝ち。 |