ライト級10回戦
元2階級制覇 チャンピオン |
粟生隆寛(日本) 戦績:27戦23勝10KO3敗1分 |
元WBO暫定中南米 ライト級チャンピオン |
ハーディ・パレデス(チリ) 戦績:27戦16勝10KO11敗 |
粟生隆寛選手とハーディ・パレデスの試合内容
2階級制覇の実績を誇る粟生隆寛選手が、8か月ぶりのリングで、ハーディ・パレデスと対戦します。再起の舞台にアメリカを選んだ粟生隆寛選手。アメリカデビュー戦で存在感をアピールし、世界タイトル戦線に戻って来ることができるでしょうか?
試合は、粟生隆寛選手が右ジャブを突きながら距離を詰め、左ストレートを上下に打ち分ける展開で始まります。一方のハーディ・パレデスは、粟生隆寛選手の強打を警戒して、ガードを高く構えてディフェンスを大事に戦っていますね。
「粟生選手はリラックスしてるね。パレデスの大きな右フックは要注意だけど、落ち着いて戦うことができれば主導権を握れそうだぞ」と粟生隆寛選手のボクシングに注目する管理人。粟生隆寛選手は積極的に攻撃を仕掛けていますね。
2ラウンドに入ると、プレッシャーを強めようとする粟生隆寛選手に対して、ハーディ・パレデスが主導権を渡さないよう、積極的にパンチを出して応戦。粟生隆寛選手は、ハーディ・パレデスが出てくることを察知し、距離を取ってカウンターを狙うボクシングに切り替えます。
「粟生選手が呼び込んでるね」と思い始めた2ラウンド残り1分。粟生隆寛選手が、前進するハーディ・パレデスに右フックのカウンターを叩き込み、ハーディ・パレデスがヒザから崩れ落ちます。見事な右フックのカウンターです。
ハーディ・パレデスはすぐにダウンから立ち上がりましたが、ダメージは深そうですね。試合が再開すると、ハーディ・パレデスがパンチを出して、粟生隆寛選手の追撃を防ごうとします。ハーディ・パレデスは自分から攻めることでダメージを回復する作戦のようです。
「粟生選手は、パレデスのダメージが回復する前にもっと攻めたいよ」と思い始めた2ラウンド残り15秒。ハーディ・パレデスの右ストレートをスウェイでかわした粟生隆寛選手が間髪入れず、左ストレートのカウンターを叩き込みます。
会心の左ストレートがハーディ・パレデスのアゴを打ち抜き、ハーディ・パレデスは失神!粟生隆寛選手が衝撃的なノックアウトでハーディ・パレデスをリングに沈め、8か月ぶりの再起戦で2ラウンドKO勝ちを飾りました。
粟生隆寛選手の良さばかりが目立った完璧な再起戦でしたね。粟生隆寛選手の実力はボクシングファンの誰もが認めるところです。迷いさえ吹っ切ることができれば、再び世界チャンピオンに返り咲ける逸材なので、次戦に注目しましょう。オマール・フィゲロアと戦ってほしいなあ。
粟生隆寛選手とハーディ・パレデスの試合結果
試合結果 | 粟生隆寛選手が2ラウンドKO勝ち。8か月ぶりの再起戦で強烈な存在感を放ちました。 |