荒川仁人選手は強打を誇る無敗のオマール・フィゲロアを攻略できるか?
日本の荒川仁人(あらかわにひと)選手が敵地アメリカへ乗り込んで、強打を誇る無敗のオマール・フィゲロアとWBC世界暫定タイトルをかけて激突する注目の大一番が、いよいよ明日に迫ってきました!ドドドーンとテンションが上がってきましたよ。めっちゃワクワクします!
荒川仁人選手が拳を交えるオマール・フィゲロアは、22戦21勝17KO1分の戦績を誇るアメリカ期待のホープ。まだ23歳です。ミゲール・コットの親戚のアブネル・コットを1ラウンドで沈めた前回の試合は圧巻でした。
オマール・フィゲロアの特徴を簡単に説明すると「いま打てるパンチを強く打つボクサー」です。パンチを出しながら距離を詰め、上下に力強いパンチを打つスイッチヒッターですね。ストレートもフックもアッパーも、どのパンチも体重を乗せて打ち抜いてきます。とにかく思い切りがいいんですよ。
【Photo:Showtime】
オマール・フィゲロアは、序盤からパンチを振り回して、自分のペースに巻き込み、仕留めてしまう強さがあります。逆に言うと、荒川仁人選手が序盤をどう乗り切るかで試合の流れが大きく変わる展開になりそうですね。
アメリカでは、将来のスター候補の呼び声が高いオマール・フィゲロアの勝利を確信する報道が目立っていますが、個人的に、荒川仁人選手にとって、オマール・フィゲロアは、相性の悪いボクサーじゃないと思っています。ノンノン、そう簡単に勝てると思ったら大間違いですよ。
もちろん、序盤の火の出るようなラッシュとガムシャラな突進は脅威です。でも、荒川仁人選手が序盤の4ラウンドをフルマークで失わない限り、後半逆転するチャンスは十分にありますよ。オマール・フィゲロアはKO率が高くて勢いはあるんですけど、ボクシングのまとまりは荒川仁人選手のほうが上ですからね。
パンチで食い止めないと、オマール・フィゲロアの突進は止まりません。下がりっぱなしだと、一気に押し込まれちゃいます。でも、荒川仁人選手なら、押したり引いたりを繰り返して、オマール・フィゲロアのボクシングを空回りさせることができると思うんです。
個人的に「荒川選手が一度ペースを作っちゃえば、フィゲロアは良くも悪くも勢いのボクサーなんで、空回る可能性が高くなるんじゃないかな?荒川選手には、フィゲロアにない試合運びのうまさがあるもん」と無敗ホープ撃破を期待しています。
もし、荒川仁人選手が勝てば、大きなイベントなので、一気に名前が広まりますよ。うわー、日本人ボクサーがアメリカで無敗ホープを撃破して、タイトルを手にする瞬間を目にできたら、めっちゃ気持ちいいだろうなあ。7月27日(日本時間7月28日)が日本のボクシング界にとって記念すべき日になりますように!力の限り、荒川仁人選手を応援しましょう!
荒川仁人選手とオマール・フィゲロアのテレビ放送予定
テレビ視聴 | 7月29日(月)21時からWOWOWでオンエア。 視聴の詳細は「WOWOWオンライン」をご覧下さい。 敵地に乗り込む荒川仁人選手の勇姿を目に焼き付けましょう! |