賛否両論!チャベス・ジュニアの減量苦により、ブライアン・ベラ戦のリミットが変更
長期欠場のブランクから復帰を目指すフリオ・セサール・チャベス・ジュニアが、タフなブライアン・ベラと激突する注目の再起戦まで、48時間を切りました。出場停止の処分が終わり「伝説の後継者」がいよいよリングに戻ってきます。激しい戦いが予想されるファイター対決ですね。
フリオ・セサール・チャベス・ジュニア対ブライアン・ベラは、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアの減量苦の影響で、何度もリミットの変更が行われる異例の事態。当初はミドル級のリミットである160ポンド(約72.6キロ)で行われる予定だったのですが、いつの間にか、173ポンド(約78.5キロ)で行われることで、両陣営が合意しました。
「えええ!173ポンドって、ライトヘビー級のリミット(175ポンド)に近いキャッチウエイト(契約体重)じゃない?ミドル級のリミットと比べて、約6キロも違いがあるよ。ベラは大丈夫なのかな?」とビックリしちゃいました。わずか1か月で、キャッチウエイトのリミットが「あっという間」に上昇しましたね。
「減量もボクシングの重要なファクターだよね。過酷な減量を乗り越えて勝利するところにボクシングの美しさがあるもん」と考えている素人ファンにとって、度重なるリミットの変更は、信じられないくらい大きな衝撃です!2013年に受けたボクシング界の衝撃でトップ3に入ります。
フリオ・セサール・チャベス・ジュニアが超人気ボクサーで、試合の放送日やイベントの開催を変更することが大きな損害になることから、トップランクとHBOが試合の中止を回避するために考え抜いた苦肉の策だったと思うのですが、「ノンタイトルマッチだけど、さすがに、やりすぎだよ。ベラに対するリスペクトが全く感じられないもん」が正直な感想です。
しかも、ブライアン・ベラはスーパーミドル級のリミットまで、すでに体重を落としているんですよ。ブライアン・ベラは、スーパーミドル級で考えると、決して体が大きいボクサーじゃないんです!ミドル級はもちろん、スーパウェルター級で戦うこともできます。
フリオ・セサール・チャベス・ジュニアと戦うために、度重なるリミットの変更を受け入れ続けて、スーパーミドル級で合意したのに、最後の最後で、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアが減量苦だから、ライトヘビー級のリミットに近いキャッチウエイトに変更するって、冷静に考えると、むちゃくちゃですよね?ブライアン・ベラがめっちゃ気の毒です。
ちなみに、ブライアン・ベラは「過去にないくらい厳しいトレーニングを続けたきたから、コンディションはキャリアで一番いいよ。家族やチームのみんな、スパーリング・パートナーを務めてくれたマイク・リーやエドウィン・ロドリゲス、チャーロ兄弟に感謝したい。ファンのみんなにすばらしい戦いを約束するよ」とコメントしています。
フリオ・セサール・チャベス・ジュニアを応援するファンの皆さん、すみません。フリオ・セサール・チャベス・ジュニア対ブライアン・ベラに限って言うと、あまりにも理不尽すぎる決定が多いので、管理人は、ブライアン・ベラを激しく応援したいと思います。
ボクシングは2人で戦うスポーツなので、守るべき最低限の礼儀やルールがあると思うんですよ。しかも、ブライアン・ベラはWBOのミドル級ランキング1位ですからね。ぜひフリオ・セサール・チャベス・ジュニアに勝って、大きなリスペクトを勝ち取ってほしいです!「体重を作れなくても試合ができる悪い流れ」を断ち切ることって、できないのかな?