見据える先はセルヒオ・マルチネス?チャベス・ジュニア対マーティン・マレーの可能性
スーパースターを追走する両雄が拳を交える可能性が浮上です!出場停止からの再起を目指すフリオ・セサール・チャベス・ジュニアと悲願の世界タイトルまで「あと一歩」の戦いが続いているマーティン・マレーが8月3日(日本時間8月4日)に対戦する可能性が浮上しました。
フリオ・セサール・チャベス・ジュニアをプロモートするトップランクのボブ・アラムによると、禁止薬物の使用で出場停止処分を受けていたフリオ・セサール・チャベス・ジュニアの再起戦の対戦相手として、マーティン・マレーをピックアップし、交渉を行っているそうです。
フリオ・セサール・チャベス・ジュニア対マーティン・マレー、めっちゃ好カードじゃないですか!超攻撃型ファイターのフリオ・セサール・チャベス・ジュニアと鉄壁のディフェンスを誇るマーティン・マレー。好対照な特徴を持つボクサー同士のサバイバルマッチは話題性も高いですね。
【Photo:The Ring Magazine】
ちなみに、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアの再起戦の相手として、マーティン・マレーと並び、ブライアン・ベラもリストップされているようです。マーティン・マレーとブライアン・ベラの実績を比較すると、どうしてもマーティン・マレーのほうが魅力的に思えちゃいます。
フリオ・セサール・チャベス・ジュニアもマーティン・マレーもプロ初黒星を喫したボクサーは同じ。アルゼンチンが誇る超絶サウスポーのセルヒオ・マルチネスです。どちらも直近の試合で、12ラウンド判定負けを喫しています。
敗れはしましたが、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアもマーティン・マレーもセルヒオ・マルチネスからダウンを奪い「あと一発当たれば!」という展開に持ち込みました。もう一度セルヒオ・マルチネスと対戦すれば、立場が逆転する可能性は十分にありそうですね。
プロモーターの勢力図を考えると、ミドル級に限れば、トップランクが主導権を握っている印象なので、トップランクに所属するフリオ・セサール・チャベス・ジュニア、良好な関係を築いているセルヒオ・マルチネスやマーティン・マレーが拳を交える可能性は高いと予想しています。
個人的に「チャベス・ジュニアとマレーの勝者がマルチネスに再挑戦すると、一番シンプルでおもしろい気がする。その先に、ゲンナディ・ゴロフキン戦をセットアップできると最高なんだけどなあ」と期待しちゃいます。
さらに、プロ転向を表明したロンドン・オリンピック金メダリストの村田諒太選手の動向も気になるところです。激戦区のトップ戦線に食い込み、タイトル争いに絡むことができれば、めっちゃ盛り上がること間違いなしですね。ミドル級はマッチメイクを考えるだけで楽しいです!
頂点に君臨するスーパースターを「あと一発」のところまで、追い詰めたフリオ・セサール・チャベス・ジュニアとマーティン・マレー。正反対の特徴を持つ両雄の激突は、ミドル級の勢力図を塗り替える戦いの序章となるでしょうか?めっちゃ興味深いマッチメイクです!実現してほしいなあ。