スーパーウェルター級12回戦
元3階級制覇 チャンピオン |
ミゲール・コット(プエルトリコ) 戦績:41戦37勝30KO4敗 |
WBA世界スーパー ウェルター級4位 |
デルビン・ロドリゲス(ドミニカ共和国) 戦績:37戦28勝16KO6敗3分 |
ミゲール・コット対デルビン・ロドリゲスの試合内容
2連敗で崖っぷちに追い込まれてしまったミゲール・コットが、3度目の世界タイトル挑戦を目指す長身のデルビン・ロドリゲスを迎えて、10か月ぶりにリングに上がります。ミゲール・コットにとって、勝利だけでなく、内容が問われる大事な再起戦ですね。
【Photo:Top Rank】
試合は、鋭い左ジャブを突きながら得意の左フックを上下に打ち分けるミゲール・コットに対して、デルビン・ロドリゲスが下がりながらパンチを打ち込もうとする展開で始まります。ミゲール・コットが立ち上がりからめちゃめちゃプレッシャーを強めていますね。
「コットが予想以上に攻撃的だよ。フレディ・ローチを新しいトレーナーに迎えた影響かな?最近はジワリジワリと詰め寄ることが多かったコットだけど、フットワークと左ジャブを意識してる印象だね。ロドリゲスはかなりプレッシャーを感じているんじゃないかな?」と立ち上がりのミゲール・コットのボクシングに注目する管理人。調子はめちゃめちゃ良さそうですね。
2ラウンドに入ると、ミゲール・コットがさらにプレッシャーを強めます。デルビン・ロドリゲスもステップバックして得意の右アッパーと左フックで反撃しようとするのですが、ミゲール・コットがすぐに距離を詰めるので、パンチを打つための理想的な距離を潰されている印象です。
攻勢を強めるミゲール・コットは2ラウンド中盤と終了間際に得意の左フックをデルビン・ロドリゲスの顔面に叩き込み、デルビン・ロドリゲスの動きが一瞬止まります。特に、終了間際に放った左フックのダメージはめっちゃ大きいですね。あと10秒あれば、試合が終わっていたかもしれません。
3ラウンドに入ると、ミゲール・コットがKOを狙って、一気にプレッシャーをかけ、デルビン・ロドリゲスをロープに追い込もうとします。デルビン・ロドリゲスはクリンチをして、耐えようとするのですが、2ラウンドのダメージの影響で体に力が入っていない印象です。
ミゲール・コットはパンチを打ちながらクリンチをふりほどき、デルビン・ロドリゲスをロープへ詰めると、誘いの右フックを打ってデルビン・ロドリゲスの注意を引き、逆サイドへ得意の左フックを一閃!デルビン・ロドリゲスの腰が「ガクン」と落ちる、すさまじい破壊力です!
【Photo:Top Rank】
次の瞬間、レフェリーが両雄の間に飛び込み、勝負あり。フロイド・メイウェザーとオースティン・トラウトに2連敗を喫して崖っぷちに追い込まれたミゲール・コットが3ラウンドTKO勝ちで再起戦に快勝し、世界中のボクシングファンに復活を印象付けました!
いやー、すばらしすぎる!管理人はミゲール・コットの大ファンなので「絶対に勝ってほしい」と2013年の試合で最も緊張しながら開始のゴングを待っていましたが、試合開始1分で「勝てる!」と確信できるくらい完璧な内容でした。強いミゲール・コットが戻ってきましたね!
スーパースターのミゲール・コットが再起戦で完璧なボクシングを披露したことで、再びビッグマッチの機運が高まってきました。次戦は、サウル・アルバレスを最有力候補に、セルヒオ・マルチネスの名前も挙がっています。ミゲール・コットは誰と戦っても名勝負になるので、めっちゃ楽しみです!サウル・アルバレス戦が実現したら、めちゃくちゃかみ合いそうだなあ。
ミゲール・コット対デルビン・ロドリゲスの試合結果
試合結果 | ミゲール・コットが3ラウンドTKO勝ち。会心のボクシングで再起戦に快勝しました。 |