2014年はナンバーワンを決める「わかりやすいスーパースター対決」に期待
2013年はファンが期待するドリームマッチがたくさん実現しました。フロイド・メイウェザー対サウル・アルバレス、ウラディミール・クリチコ対アレクサンデル・ポベトキン、ノニト・ドネア対ギジェルモ・リゴンドー、ダニー・ガルシア対ルーカス・マティセ。次々と実現する夢の対決に「毎月ドリームマッチが実現してるね。今年はすごいなあ」とワクワクした1年でした。
【Photo:Showtime】
ボクシングを愛する素人ファンが考える2014年のキーワードは「スーパースター対決」です。各階級、または近い階級のボクサーが「ナンバーワンの称号」をかけて戦う「わかりやすいドリームマッチ」を期待しています。「わかりやすさ」はファンの数を増やすために欠かせない要素で、乱立する世界チャンピオンを懸念する声に一発回答するキーワードだと思うんです。
そんなわけで、今年も「実現したら絶対も盛り上がるよ」という基準で「2014年に実現してほしい待望のドリームマッチTOP10」を選んでみました。2014年はスーパースターとスーパースターが「ナンバーワン」をかけて激突する夢の対決が増えますように。
ファンが選ぶ2014年に実現してほしいドリームマッチTOP10
第1位 | アンドレ・ウォード vs ゲンナディ・ゴロフキン |
第2位 | 山中慎介選手 vs レオ・サンタクルス |
第3位 | 内山高志選手 vs ミゲール・ガルシア |
第4位 | バーナード・ホプキンス vs アドニス・スティーブンソン |
第5位 | フロイド・メイウェザー vs マルコス・マイダナ |
第6位 | サウル・アルバレス vs ミゲール・コット |
第7位 | ティモシー・ブラッドリー vs マニー・パッキャオ(再戦) |
第8位 | セルヒオ・マルチネス vs ゲンナディ・ゴロフキン |
第9位 | フロイド・メイウェザー vs マニー・パッキャオ |
第10位 | アンドレ・ウォード vs カール・フロッチ(再戦) |
そんなこんなで、2014年に最も実現してほしいドリームマッチはアンドレ・ウォード対ゲンナディ・ゴロフキンの「究極の全勝チャンピオン対決」です。「スーパーミドル級ナンバーワン」の実績を誇るアンドレ・ウォード。「ミドル級最強」の呼び声が高いゲンナディ・ゴロフキン。階級はひとつ違いますが、それぞれの階級で「頭ひとつ抜けてるかな?」と感じる強さで防衛を続けています。
個人的に「ウォードが負けるなら、ゴロフキンみたいなプレッシャーをかけ続けて強いパンチをスムーズに連打できるファイターかな?逆に、ゴロフキンが負けるなら、ウォードみたいな的確なカウンターを打ち込める頭脳派のスピードスターじゃないかな?」と思っているので「究極の矛と盾の対決」をめっちゃ楽しみにしています。
しかも、アンドレ・ウォードとゲンナディ・ゴロフキンはボクシングの特徴が大きく異なるので、白黒はっきりとつく気がします。どちらが勝ってもワンサイドになりそうな「究極の全勝チャンピオン対決」。頂点で戦い続けるどちらの能力がもう一方の能力を上回るのか、めちゃくちゃ興味深いドリームマッチです!
第2位と第3位は、わかりやすいファン心理を反映したドリームマッチです。最も勢いのある軽量級の若きスーパースターをターゲットにして「日本代表の左右のエース」山中慎介選手と内山高志選手に「ノンノン、日本人チャンピオンを忘れてもらっちゃ困るのよ。ボクシングの本場でファンを魅了できる実力をご覧あれ!」とわかりやすい形で、証明してほしいドリームマッチです。
ゴールデンボーイ・プロモーションズに所属する無敗のレオ・サンタクルス。トップランクに所属する全勝のミゲール・ガルシア。どちらも将来をめちゃくちゃ期待されている2階級制覇チャンピオンです。でも「山中選手と内山選手が戦えば勝てるよ!山中選手の左ストレートと内山選手の右ストレートが思い切り当たりそうな気がするなあ」と激しく期待しています。
レオ・サンタクルスもミゲール・ガルシアも超人気ボクサーなので、実現のハードルはめちゃくちゃ高いわけですが、2015年に入っちゃうと、いよいよ実現困難になりそうな雰囲気です。観戦してるだけの素人ファンの希望で本当に申し訳ないのですが、山中慎介選手と内山高志選手が勝つイメージが浮かんでいるので、ぜひ実現してほしいなあ。実現したら、間違いなく日本列島が揺れますよ。
個人的に「2014年は、日本人の世界チャンピオンが、ビッグネームを倒してボクシング界の主役の座を奪ってほしいなあ。日本人ボクサーが世界的な主役になってもいい頃じゃないかな?日本ボクシング界が日本ボクシング界を過小評価することは、もうやめようよ」と願っています。
客観的に考えて、日本ボクシング界は、山中慎介選手と内山高志選手の「左右のエース」をはじめ、アメリカに乗り込めば「ボクシング界の勢力図」を塗り替えることができる可能性を秘めたボクサーをたくさん抱えています。人気と実力を兼ね備えたスーパースターを撃破すれば、人気を丸ごと吸収できる可能性もあるんです。2014年は「勝負する日本ボクシング界」に期待です!
おしまいに、ホームページをご支援いただいた日米のスポンサーの皆様、スポーツ関係者の皆様、メディア関係者の皆様、遊びに来て下さったユーザーの皆様、1年間ありがとうございました。そして、ボクシングを愛する友達のみんな、激しくありがとう!2013年も熱かったね。ではでは、皆様、フロイド・メイウェザーに負けないくらい「Life is GOOD」な2014年を!