スーパーフェザー級10回戦
前NABO北米 S・フェザー級王者 |
ビセンテ・エスコベド(アメリカ) 戦績:30戦26勝15KO4敗 |
WBCランキング14位 | エドナー・チェリー(アメリカ) 戦績:39戦30勝16KO6敗2分1無効試合 |
ビセンテ・エスコベド対エドナー・チェリーの試合内容
2度の世界タイトル挑戦経験を持つビセンテ・エスコベドと1度の世界タイトル挑戦経験を持つエドナー・チェリーが、世界タイトル戦線の生き残りをかけて激突します。実力者が拳を交える楽しみなサバイバルマッチですね。
試合は、力強い左ジャブを突きながら前進するエドナー・チェリーに対して、ビセンテ・エスコベドが距離を取りながら鋭い左ジャブで応戦する展開で始まります。エドナー・チェリーが積極的にプレッシャーをかけながら得意の右フックを狙っていますね。
試合は2ラウンドに入り、大きく動きます。お互いが手数を増やし、激しい主導権争いを展開します。一進一退の攻防が続き、迎えた2ラウンド終了間際、エドナー・チェリーが左ボディーブローから右フックの返しをアゴに叩き込み、ビセンテ・エスコベドが崩れ落ちます。
「おおお、すごいカウンター!めっちゃ効いた!」と思わず叫んでしまう破壊力です。ビセンテ・エスコベドはダウンから立ち上がりましたが、明らかにダメージがあります。ピンポイントのカウンターがもろにアゴに入り、ダメージはかなり深そうですね。
3ラウンドに入ると、ダウンを奪ったエドナー・チェリーがプレッシャーをかけ、パンチを集めます。一方、ビセンテ・エスコベドは、パンチで突き放してダメージを回復したいところだと思うのですが、エドナー・チェリーが攻め込んでくるので、休む時間を与えてもらえません。
「チェリーは理想的なプレッシャーのかけ方だね。逆に、エスコベドは厳しくなってきたなあ」と試合の行方を見守る管理人。ビセンテ・エスコベドのダメージを考えると、エドナー・チェリーのパンチが当たりそうな雰囲気になってきましたね。
4ラウンド以降も、エドナー・チェリーがビセンテ・エスコベドにプレッシャーをかける展開が続き、迎えた6ラウンド残り20秒。エドナー・チェリーが再び左ボディーブローから右フックの返しを叩き込み、ビセンテ・エスコベドからダウンを奪います。
「うぎゃ!最初のダウンより効いたんじゃないかな?同じコンビネーションだね」とエドナー・チェリーに拍手を送る管理人。ビセンテ・エスコベドは何とか立ち上がりましたが、ダメージはめっちゃ深いですね。
再開後、猛然と襲いかかるエドナー・チェリー。最後は、エドナー・チェリーの連打でビセンテ・エスコベドがダウンした瞬間、レフェリーが試合をストップ。エドナー・チェリーがビセンテ・エスコベドに6ラウンドTKO勝ちをおさめ、サバイバルマッチに快勝しました。
エドナー・チェリーの強打が、ビセンテ・エスコベドのテクニックを封じ込めた試合でしたね。ビセンテ・エスコベドは、2ラウンドのダウンが最後まで影響し、本来の力を発揮できないまま敗れる悔しい黒星になってしまいました。
エドナー・チェリーは、初の世界タイトル挑戦で、ティモシー・ブラッドリーに敗れていますが、めっちゃ強いですね。しかも、正直なボクシングをモットーとするファイターなので、勝てば勝つほど人気が出そうな気がします。世界チャンピオンになれる可能性は高いんじゃないかな?
ビセンテ・エスコベド対エドナー・チェリーの試合結果
試合結果 | エドナー・チェリーが6ラウンドTKO勝ち。 |