熱く冷静に！息子ダニー・ガルシアのKO勝利を信じるアンヘル・ガルシア

息子のビッグマッチを直前に控えて「最強の父ちゃん」が吠えまくりです！激戦区スーパーライト級の2本のベルトを保持する全勝チャンピオンのダニー・ガルシアを育てた父であり、トレーナーでもあるアンヘル・ガルシアが、対戦相手のルーカス・マティセをこき下ろし、宣戦布告しました。

「マティセが特別なボクサーだって？過去の対戦相手と変わらないね。ヤツは9月14日（日本時間9月15日）に対戦するボクサーにすぎないよ。ダニーがマティセをKOして、チャンピオンのままビッグマッチの幕が下りる。わかりきった試合だよ」

いやー、今回も黙っていられませんでしたね！ときどき「噛みつきすぎじゃない？」って思うマイクパフォーマンスもあるんですけど、個人的に大好きなので、アンヘル・ガルシアのインタビューを楽しくチェックしています。最近のアンヘル・ガルシアは、息子のダニー・ガルシアより明らかに目立っていますね！

【Photo:Showtime】

アンヘル・ガルシアとダニー・ガルシアは二人三脚で世界の頂点を手にした親子パートナーです。アメリカやメキシコは「ボクシング一家」が日本より多くて、ファミリービジネスとして、ボクシングに取り組んでいる家族がたくさんいます。フロイド・メイウェザーやミゲール・ガルシアも「ボクシング一家」で小さい頃から英才教育を受けて育ちました。

管理人は「ファミリービジネスこそ商売の原点」だと思っているので「ボクシング一家」って言葉を聞くと、妙に応援したくなったり、期待感が増したりします。「家族だからこそ」の勝利の喜びや試合ストップを申し入れる無念さにボクシングの美学が見え隠れする気がするんですよ。

実は、2か月前から、アンヘル・ガルシアがめっちゃご立腹なんです。理由は「息子の不当な扱い」。ボクシング雑誌「The Ring Magazine」を購読されているファンの皆さんは確認していただけるとわかりやすいと思うのですが、9月号の表紙がルーカス・マティセだったんですよ。

【Photo:Showtime】

でも、「The Ring Magazine」のタイトルを持っているチャンピオンは、ダニー・ガルシアなんです。衝撃の事実を知ったアンヘル・ガルシアは「どうしてうちの息子が表紙じゃないんだ！」って猛獣より激しく速く噛みついていました！

アンヘル・ガルシアを見ていると、国や文化は違うんですけど、「むかしの日本の父ちゃんもパワフルだったなあ」と何だか懐かしい気持ちになっちゃいます。「愛情たっぷりの暴れん坊」って言えばいいのかな？とにかく憎めないキャラクターなんですよ。

「ダニーが格下だって？バカも休み休み言ってくれ。マティセは、ダニーが勝ったザブ・ジュダーに負けたボクサーじゃないか！アミール・カーンと戦ったとき、誰もダニーの勝ちを期待していなかった。でも、ダニーが誰の目にもわかるKOで勝ったんだ。マティセも同じようにリングに沈むよ」

スーパーライト級の頂点へ最短距離で駆け上がったダニー・ガルシア。最も勢いのある統一チャンピオンを支える「最も勢いのある父ちゃん」は、世界中のボクシングファンが期待する王座統一戦でどんな作戦を用意しているのでしょうか？ダニー・ガルシア陣営の秘策に注目ですね。