フェザー級10回戦

長谷川穂積選手とヘナロ・カマルゴの試合内容

3階級制覇を目指して再び走り始めた長谷川穂積選手が、メキシコのスーパーバンタム級タイトルを保持するヘナロ・カマルゴと56.7キロの契約体重で戦う世界前哨戦です。長谷川穂積選手にとって、結果はもちろん、内容が問われる大事な試合ですね。

試合は、右ジャブを突きながら出入りの緩急をつけ、左ストレートを打ち込む長谷川穂積選手に対して、ヘナロ・カマルゴが頭を振りながら真っ向からパンチを狙う展開で始まります。長谷川穂積選手は立ち上がりからプレッシャーをかけていますね。

「最短距離を打ち抜く長谷川選手の左ストレートにキレがあるなあ。コンディションが良さそうだよ」と思っていると、1ラウンド1分30秒、長谷川穂積選手が思い切りよく踏み込んで、強烈な左ストレートをヘナロ・カマルゴの顔面に叩き込みます。

「あ、効いた！」と長谷川穂積選手のワンツーに大きな拍手を送る管理人。一気に攻め込む長谷川穂積選手はヘナロ・カマルゴをコーナーに詰めて、左ストレートからオーバー・ハンド・レフトをテンプルへ打ち込み、ダウンを奪います。

「よっしゃ！長谷川選手らしい思い切りのいい攻撃だよ」と大興奮の管理人。ダウンから立ち上がったヘナロ・カマルゴですが、ダメージはありますね。一気に勝負を決めたい長谷川選手が、上下へ左ストレートを散らし、迎えた1ラウンド残り30秒。ヘナロ・カマルゴのアゴにショートの左フックを叩き込みます！

顔からリングへ崩れ落ちるヘナロ・カマルゴ。次の瞬間、レフェリーがすぐに試合をストップ！長谷川穂積選手がヘナロ・カマルゴに衝撃の1ラウンドKO勝利を飾り、3階級制覇へ向けた注目の世界前哨戦をクリアしました。

長谷川穂積選手の持ち味が存分に発揮された完璧なKO勝利でしたね。特に「思い切って踏み込んで、迷わずパンチを打つ」長谷川穂積選手の姿が印象的でした。「強い長谷川選手が戻ってきたよ！」と大きな拍手を送った世界前哨戦でした。3階級制覇に期待値MAXです！

長谷川穂積選手とヘナロ・カマルゴの試合結果