48歳の防衛なるか?バーナード・ホプキンスがカロ・ムラートと対戦へ
ボクシング界の「戦う伝説」がリングに帰ってきます!最年長で世界タイトルを奪取した記録を持つIBF世界ライトヘビー級チャンピオンのバーナード・ホプキンスが7月13日(日本時間7月14日)に指名挑戦者のカロ・ムラートと対戦することが決まりました。
ボクシング界の「戦う伝説」が4か月でリングに戻ってきます!48歳のバーナード・ホプキンスは2013年3月に全勝のタボリス・クラウドを撃破して、世界タイトル奪取に成功。自らが持つ最年長の世界タイトル奪取記録を更新したばかりです。
最近は、試合間隔が1年以上空くことも珍しくなかったバーナード・ホプキンス。しかし、今回は指名試合は、タボリス・クラウドに挑戦する条件として義務づけられていたこともあり、わずか4か月のインターバルで初防衛戦のリングに上がります。
【Photo:The Ring Magazine】
百戦錬磨のバーナード・ホプキンスに挑戦するボクサーは、ドイツを主戦場にしているカロ・ムラート。ウェールズが誇るスーパースター候補のネイサン・クレバリーにTKO負けを喫した経験がありますが、27戦のキャリアで負けはわずかにひとつだけです。
本来なら、カロ・ムラートが前チャンピオンのタボリス・クラウドに挑戦するはずでした。ところが、タボリス・クラウドがバーナード・ホプキンス戦を熱望。IBFは「クラウドとホプキンスの勝者は初防衛戦でムラートと戦うこと」を条件にタイトルマッチを認めました。
カロ・ムラート陣営からすると「知名度のあるホプキンスに割り込まれる形」になったので、胸中は穏やかじゃないはずです。でも、逆の視点で考えると「戦う伝説」バーナード・ホプキンスと対戦するプラチナチケットを手にしました。
両雄が対戦するニューヨーク州ブルックリンをはじめ、世界的な知名度を考えると、カロ・ムラートがバーナード・ホプキンスにかなう術はありません。でも、世界タイトルを奪取すれば、一気に主役の座を手にできる願ってもないビッグチャンスです。
百戦錬磨のバーナード・ホプキンスが「ヨーロッパの刺客」を迎える注目の初防衛戦。48歳のバーナード・ホプキンスはカロ・ムラートを撃破し、新しい伝説を刻むことができるでしょうか?4か月のインターバルがバーナード・ホプキンスにどんな影響を与えるのかに注目したいです。