バーナード・ホプキンス対カロ・ムラートの開催日変更はファンのための英断
ビッグマッチの「ぶつかり合い」を避ける英断です!ゴールデンボーイ・プロモーションズCEOのリチャード・シェイファーが、ボクシング史上最年長で世界タイトルを奪取した「戦う伝説」バーナード・ホプキンスと指名挑戦者のカロ・ムラートが激突するIBF世界ライトヘビー級タイトルマッチの開催日を変更した理由を明らかにしました。
「10月19日(日本時間10月20日)に開催すると、マイク・アルバラード対ルスラン・プロボドニコフと重なってしまうんだ。ファンにとっても、ボクサーにとっても、テレビ局にとっても最善と言えない判断だね。だから、ホプキンス対ムラートを10月26日に変更することを決めたんだ」
「ホプキンスはボクシング界を代表するビッグネーム。彼の試合をたくさんのファンに観戦してほしい。過去に、ビッグマッチを同じ日に開催した例はたくさんあるけど、メリットが減ってしまうことは事実だよ。ファンやボクサーをはじめ、みんなが喜ぶマッチメイクを提供することがゴールデンボーイ・プロモーションズの使命だからね」
【Photo:Showtime】
ビッグネームのバーナード・ホプキンスの功績をリスペクトしながら、ライバルのトップランクと「シェアの奪い合い」を回避するための英断ですね。Showtimeでバーナード・ホプキンス対カロ・ムラートを観戦するか、HBOでマイク・アルバラード対ルスラン・プロボドニコフを観戦するか、迷う心配がなくなりました!
特に、マイク・アルバラード対ルスラン・プロボドニコフは全米が注目する「激闘必至のタイトルマッチ」なので、ビッグネームのバーナード・ホプキンスと言えど、同日に開催すると、確実に「シェアを奪い合ってしまうこと」は目に見えています。マイク・アルバラードもルスラン・プロボドニコフも人気ボクサーですからね。
バーナード・ホプキンス対カロ・ムラートの開催日を迷わず変更したリチャード・シェイファー。ゴールデンボーイ・プロモーションズの躍進を支えるCEOの英断に「シェイファーのバランス感覚って本当にすごいなあ。『オフェンスとディフェンスのバランス』が最高に優れたプロモーターじゃないかな?」と改めて実感したビッグマッチの開催日変更でした。みんなが得する英断です!