バーナード・ホプキンス「カロ・ムラートのどんな作戦にも対応できる経験がある」
ボクシング界の「戦う伝説」が高らかに宣言です!48歳で世界チャンピオンに君臨するバーナード・ホプキンスが10月26日(日本時間10月27日)に対戦する指名挑戦者のカロ・ムラートの印象とタイトルの初防衛に向けた意気込みを語りました。
「正直に言うよ。ムラートの資料やDVDを用意してもらったんだけど、途中でチェックすることを止めたんだ。彼が典型的なヨーロッパスタイルのボクサーだって、わかったからね。私には25年のキャリアがあるんだ。ムラートのどんな作戦にも対応してみせるよ」
48歳で世界の頂点に君臨するバーナード・ホプキンスだからこそ言える「キャリアの重み」が詰まったコメントですね。バーナード・ホプキンスに「キャリアがあるんで、どんな作戦にも対応できる」って言われたら「おっしゃる通りでございます」としか言えないですもん。
【Photo:Showtime】
48歳のバーナード・ホプキンスは2013年3月、当時、全勝の快進撃を続けていたタボリス・クラウドに12ラウンド判定勝ちを飾り、世界チャンピオン返り咲きに成功。タボリス・クラウドが指名挑戦者のカロ・ムラートを回避して、バーナード・ホプキンスと戦ったので、勝者は次戦でカロ・ムラートと戦うよう、IBFから義務づけられていました。
そんなわけで、ビッグネームのバーナード・ホプキンスが「無名」のカロ・ムラートと戦わないといけないことに「モチベーションの低下」を懸念する声がありますが、バーナード・ホプキンスは「ムラートの知名度がアメリカで低いからって問題はないね。みんな、オレの名前は知ってるだろ?準備も完璧だ。この調子なら60歳まで戦えるよ」と笑顔でコメントしています。
対戦相手の持ち味を完璧に消し去るボクシングで48歳になった今も頂点に君臨するバーナード・ホプキンス。世界中のファンが名前を知っている「戦う伝説」は「典型的なヨーロッパスタイル」のカロ・ムラートを封じ込め、初防衛に成功することができるでしょうか?バーナード・ホプキンスなら、本当に60歳まで戦ってるかも。「引退」って言葉が似合わないボクサーですね。