パウルス・アンブンダは強固なガードを誇る全勝王者!亀田和毅選手との相性は?
亀田和毅選手が、WBO世界バンタム級チャンピオンのパウルス・アンブンダに挑戦する注目のタイトルマッチがいよいよ直前に迫ってきました!ボクシング史上初の3兄弟同時世界チャンピオンの大記録が期待される大一番ですね。
日本やアメリカで、あまりなじみのないパウルス・アンブンダ。ホームページをご支援して下さる皆様からVTRと情報を提供していただいたので、パウルス・アンブンダの特徴について、ファン目線でまとめてみたいと思います。いつもありがとうございます。
まず、戦績は20戦全勝10KOのパーフェクトレコードです。ただし、対戦相手の実力が不明なので、世界中のボクシングファンを納得させることができる全勝チャンピオンかどうかは、亀田和毅選手と拳を交えてみてのお楽しみと言ったところでしょうか?
【Photo:Yahoo.com】
パウルス・アンブンダの試合を観戦して、まず思ったことは「アマチュア出身らしく、ディフェンスを大事に戦うボクサーだね」です。手が長いので、ガードをすると、顔面からボディまで、すっぽりと隠れてしまいます。強固なガードを打ち破ることは大変な作業ですね。
一方、攻撃に関して言うと、左ジャブから組み立てる、きれいなボクシングです。一撃でKOを狙ってくるタイプじゃありませんが、ワンツーで距離を詰め、チャンスになると、上下に力強いパンチを打ち抜いてきます。特に、右ストレートと左右のアッパーは要注意ですね。
基本は攻防分離なので、相手がパンチを打っている間は、ガードをガッチリ構えてディフェンスに専念します。一見すると、やっかいに思えますが、スピードとスタミナを兼ね備えた亀田和毅選手にとって、逆にチャンスじゃないかな?相性は決して悪くないと考えています。
亀田和毅選手としては、パウルス・アンブンダの攻防分離のボクシングを逆手に取って、先手でパンチを打ち込み、序盤から確実にポイントを積み重ねたいところです。序盤でポイントをリードすれば、パウルス・アンブンダは自分から攻めないわけにいかないですからね。
パウルス・アンブンダから攻めさせる展開に持ち込めれば、しめたもの。スピードで上回る亀田和毅選手のボクシングが躍動し、KOチャンスの確率が高まりそうです。素人ファンの分析で恐縮ですが、ガードの真ん中を打ち抜く右ストレートと左ボディブローが、キーパンチになると予想しています。
パウルス・アンブンダのガードが固いので、亀田和毅選手にとって、フィジカルとメンタルの強さが試されるタフな試合になると思います。亀田和毅選手にとっても、パウルス・アンブンダにとっても、序盤からスタミナとタフネスが要求される我慢比べが続く展開が予想されます。
でも、亀田和毅選手が持ち味のスピードを生かしながら、手数で主導権を握るボクシングができれば、大記録が生まれる可能性は高いと期待しています。亀田和毅選手とパウルス・アンブンダのスピードの違い、左ジャブの突き合いに注目しながら、大一番を楽しみたいです。
勝てば、ボクシング史上初の3兄弟世界チャンピオンの偉業を達成する亀田和毅選手。亀田3兄弟の夢を乗せた待望の世界タイトル挑戦は、ボクシングの歴史に刻まれる記念すべきタイトルマッチとなるのでしょうか?夢の行方をみんなで見届けましょう!