スーパーウェルター級10回戦
元WBC米大陸 ウェルター級チャンピオン |
ヘスス・ソト・カラス(メキシコ) 戦績:38戦26勝17KO8敗3分1無効試合 |
WBC世界ウェルター級3位 | セルチュク・アイディン(トルコ) 戦績:24戦23勝17KO1敗 |
ヘスス・ソト・カラス対セルチュク・アイディンの試合内容
好戦的なボクシングで人気のヘスス・ソト・カラスと世界タイトル挑戦経験のあるセルチュク・アイディンが激突するサバイバルマッチ。強打とタフネスを誇るボクサー同士の楽しみな対決ですね。
試合は、左ジャブを突きながら距離を詰めるヘスス・ソト・カラスに対して、セルチュク・アイディンがフットワークを使いながら距離を保つ展開で始まります。ヘスス・ソト・カラスは立ち上がりから倒しに行っていますね。
「ソト・カラスは予想通り出てきたね。アイディンはまず様子を探ってるのかな?打ち合うと、激しい打撃戦になりそうだぞ」と両者の作戦に注目する管理人。セルチュク・アイディンはヘスス・ソト・カラスのパワーやプレッシャーを予想以上に感じている印象ですね。
【Photo:The Ring Magazine】
2ラウンドに入ると、ヘスス・ソト・カラスがプレッシャーを強め、ガードを固めながら前進を続けます。セルチュク・アイディンもガードを固めて、打ち終わりにパンチを返していますが、ヘスス・ソト・カラスのパワーを感じているようです。
「アイディンは体格差を感じてるね。ソト・カラスはひと回り大きいもんな。手数で相手を下がらせるボクシングを得意とするアイディンがアウトボクシングを選ぶなんて、よっぽどソト・カラスのパワーやタフネスを感じるんだろうなあ」と両者の体格差に注目する管理人。
4ラウンドに入ると、ヘスス・ソト・カラスが強烈なボディーブローをセルチュク・アイディンに叩き込み、上下にパンチを打ち分け始めます。ヘスス・ソト・カラスが得意とするコンビネーションが出始めましたね。
【Photo:The Ring Magazine】
「並のボクサーなら、アイディンのパンチで下がるんだけどなあ。ソト・カラスはアイディンのパンチに耐えながら攻撃を続けられるところがすごいよ。器用なボクサーじゃないけど、勇敢で苦戦慣れしているんで、アイディンは本当に戦いづらそうだね」と改めてヘスス・ソト・カラスのタフネスぶりに驚く管理人。
後半に入ると、ヘスス・ソト・カラスに少しずつ疲れが見え始め、セルチュク・アイディンのパンチが前半より当たる場面が目立つようになります。ただ、苦戦慣れしているヘスス・ソト・カラスは、苦しいながらもパンチを出し続け、簡単に主導権を渡しません。
終盤は、ヘスス・ソト・カラスがプレッシャーをかけ、セルチュク・アイディンが打ち終わりを待って反撃する一進一退の攻防が続き、試合終了のゴング。勝敗は3人のジャッジに委ねられます。
【Photo:The Ring Magazine】
結果は、1人が引き分け、2人がヘスス・ソト・カラスを支持。パンチを出して前進を続けたヘスス・ソト・カラスがセルチュク・アイディンに10ラウンド判定勝ちを飾り、サバイバルマッチに勝利しました。
ヘスス・ソト・カラスの手数とタフネスが、セルチュク・アイディンの強打を封じ込めた試合でしたね。勝利を手にしたヘスス・ソト・カラスにとって、タイトル戦線に生き残るための大きな勝利になったのではないでしょうか?
一方、敗れたセルチュク・アイディンにとっては悔しい敗戦となりました。本来のインファイトではなく、アウトボクシングを選んで、負けちゃいましたからね。ヘスス・ソト・カラスの粘り強いボクシングが印象的なサバイバルマッチでした。
ヘスス・ソト・カラス対セルチュク・アイディンの試合結果
試合結果 | ヘスス・ソト・カラスが10ラウンド判定勝ち。 【公式ジャッジの採点結果】
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