ウラディミール・クリチコがスパーリング経験のあるフランチェスコ・ピアネタと激突へ
無敗の挑戦者は、スパーリング経験を生かして「最強王者」からベルトを奪取できるでしょうか?圧倒的な強さで3団体のヘビー級タイトルを防衛し続けるウラディミール・クリチコが、5月の防衛戦でスパーリング経験のあるフランチェスコ・ピアネタと対戦することが決まりました。
興味深いカードが発表されましたね!ウラディミール・クリチコ対フランチェスコ・ピアネタの対戦が決まったことを知り、個人的に「待ってました!『打倒ウラディミール』を考えると、デビッド・ヘイの次に期待できるかも」とテンションが上がっちゃいました!
ウラディミール・クリチコが5月4日(日本時間5月5日)に戦う挑戦者は、イタリア出身でドイツをホームにしているフランチェスコ・ピアネタ。手数の多い無敗のサウスポーです。身長は196センチで、ウラディミール・クリチコより低いのですが、体格はめっちゃガッチリしています。
【Photo:The Ring Magazine】
ムキムキのウラディミール・クリチコと違って、ナチュラルな体型でリングに上がるタイプですね。でも、スピードがないわけじゃないんです。特に、パンチのスピードは一級品。上下にパンチを打ち分けるテクニシャンで、左右のアッパーを顔面とボディーに連打できるテクニックが魅力です。
ウラディミール・クリチコを相手にボディーを攻撃できるかどうかは別問題ですが、回転の速さで勝負するサウスポーの挑戦者は初めてのような気がするので、めっちゃ興味深いです。フランチェスコ・ピアネタは気持ちも強いボクサーなので、今から対戦が楽しみです!
【Photo:The Ring Magazine】
一撃の破壊力は「ヘビー級最強」のウラディミール・クリチコに勝てませんが、ウラディミール・クリチコは「打たれることを嫌うボクサー」「打たれるとリズムを崩しやすいボクサー」なので「軽くてもパンチが当たれば、おもしろくなるんじゃないかな?」と期待しています。
おしまいに、ウラディミール・クリチコ対フランチェスコ・ピアネタは、ドイツで開催されます。ウラディミール・クリチコもフランチェスコ・ピアネタもドイツを主戦場にしているので、コンディションの調整はどちらも問題なさそうです。
スパーリングで拳を交えた経験のあるウラディミール・クリチコとフランチェスコ・ピアネタが激突するドイツ決戦。試合後にベルトを掲げるボクサーは「ヘビー級最強」のウラディミール・クリチコでしょうか?それとも、無敗のフランチェスコ・ピアネタでしょうか?めっちゃ楽しみです!
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キャリア | ウラディミール・クリチコ |