ミドル級10回戦
アメリカ同級 | ジェイ・レオン・ラブ(アメリカ) 戦績:14戦全勝8KO |
アメリカ同級 | デリック・フィンドリー(アメリカ) 戦績:28戦20勝13KO8敗 |
ジェイ・レオン・ラブとデリック・フィンドリーの試合内容
全勝の快進撃を続けるジェイ・レオン・ラブが強豪と対戦経験の豊富なデリック・フィンドリーと激突するミドル級ノンタイトルマッチです。「将来の世界チャンピオン」と期待されるジェイ・レオン・ラブのボクシングに注目ですね。
試合は、ガードを高く構えてジワリジワリと距離を詰め、パンチを連打しようとするデリック・フィンドリーに対して、ジェイ・レオン・ラブがフットワークを使いながら距離を保ち、回転の速い連打を打ち込む展開で始まります。
「ラブのスピードとフットワークは魅力的だね。左ジャブがシャープで、パンチがすごく伸びるなあ。動きが大きなボクサーなんで、どこまで自分のボクシングを続けられるか、スタミナも注目だね」と全勝のジェイ・レオン・ラブのボクシングに興味津々の管理人。
順調な立ち上がりを披露し、1ラウンド終了後、コーナーに戻ったジェイ・レオン・ラブを待っていた人物は「パウンド・フォー・パウンド・キング」のフロイド・メイウェザー。ボクシング界のスーパースターがセコンドについています。現役のボクサーがインターバル中にリングに入って指示を与える光景は珍しいですね。
4ラウンドに入ると、デリック・フィンドリーがジェイ・レオン・ラブをコーナーに追い詰め、上下に強打を打ち込みます。一方のジェイ・レオン・ラブも打ち終わりを狙って応戦します。激しい攻防が繰り広げられています。
試合終了間際には、ジェイ・レオン・ラブの強烈な右フックがデリック・フィンドリーのアゴをとらえ、デリック・フィンドリーの動きが一瞬止まります。ジェイ・レオン・ラブはパンチを合わせる技術も高いですね。
5ラウンドに入ると、デリック・フィンドリーがクリンチをしながら体ごとジェイ・レオン・ラブをコーナーに押し込み、パンチを連打します。デリック・フィンドリーの「何とかして突破口を切り開きたい」という思いが伝わってくる攻撃です。
デリック・フィンドリーの猛攻を受けたジェイ・レオン・ラブは左フックを浴びる場面もありましたが、フットワークを使ってダメージを最小限に抑えます。しかも、押し合いによるスタミナの消耗を防ぐため、できるだけクリンチを避けて戦っているようです。
「ラブはフィンドリーのような乱戦に強いボクサーを相手に冷静に戦うこともできるんだね。身体能力が高いだけじゃなくて、クレバーなボクサーだなあ」とジェイ・レオン・ラブに拍手を送る管理人。ときどき単発のパンチをもらいますが、連打を許さないディフェンスのうまさがありますね。
試合は、デリック・フィンドリーが追いかけ、ジェイ・レオン・ラブが距離を保ちながら中間距離からパンチを打ち込む展開が続き、10ラウンド終了のゴング。勝敗は3人のジャッジに委ねられ、3人すべてがジェイ・レオン・ラブを支持。ジェイ・レオン・ラブが大差の判定勝ちを飾りました。
ジェイ・レオン・ラブがスピードを生かして、デリック・フィンドリーの攻撃を封じ込めた試合でしたね。身体能力の高さと頭脳的なボクシングが印象に残りました。キャリアを積みながら攻撃的なボクシングにシフトできれば、人気が出そうなボクサーです。フロイド・メイウェザーの後ろ盾もあるので、これからも注目ですね。
ジェイ・レオン・ラブ対デリック・フィンドリーの試合結果
試合結果 | ジェイ・レオン・ラブが10ラウンド大差の判定勝ち。 【公式ジャッジの採点結果】
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