ポール・マリナッジ対ザブ・ジュダーはブルックリン出身のベテラン対決
ブルックリン出身の2人のベテランが激しい火花を散らしています！回転の速い連打と俊敏なフットワークが特徴のポール・マリナッジと鋭い踏み込みと破壊力抜群のカウンターが魅力のザブ・ジュダーが12月7日（日本時間12月8日）の対戦を直前に控え、コメントを発表しました。
まずは、ポール・マリナッジ。若きスーパースターのエイドリアン・ブローナーに判定負けを喫し、WBA世界ウェルター級タイトルを奪われてしまったポール・マリナッジですが、地元のブルックリンで開催される再起戦に向け、気合いが入りまくっているようです。
「試合会場となるバークレイズセンターがブルックリンに設立されたときから、オレとジュダーが対戦することは決まっていたようなもんだ。マリナッジ対ジュダーはブルックリンのファンに捧げるブルックリン出身のボクサー対決さ。ジュダーが速くてタフなボクサーってことはわかっているけど、試合に勝つのは、オレだね。ヤツが嫌がるボクシングを徹底するぜ」
続いて、サウスポーのザブ・ジュダー。全勝チャンピオンのダニー・ガルシアに挑戦して、王座返り咲きを狙ったザブ・ジュダーですが、無念の判定負けでタイトル奪取に失敗しました。地元で開催されるポール・マリナッジ戦で、まだまだ戦えることを証明したいようです。
「ジュダー対マリナッジは、ブルックリンにとっても、バークレイズセンターにとっても、ボクシング界にとっても、すばらしいイベントになると思うよ。2人のすばらしいボクサーが地元で戦うんだ。マリナッジが手数で勝負してくることはわかっている。でも、ヤツがオレを圧倒するなんてことは絶対にないね。18年のキャリアで培ったボクシング技術を存分に披露して勝つよ」
ポール・マリナッジとザブ・ジュダーはどちらもニューヨーク州のブルックリン出身、2階級制覇を達成したベテラン、今回の試合が再起戦です。共通点が多い両雄はどちらもスピードを武器に戦うボクサー。でも、両者のスピードの種類はちょっと違うんです。
フットワークとパンチの回転の速さが特徴の「総合的に速いボクサー」ポール・マリナッジに対して、ザブ・ジュダーは踏み込みとパンチの速さが特徴の「一瞬のスピードに優れたボクサー」です。ポール・マリナッジもザブ・ジュダーも強豪との対戦経験が豊富なボクサーなので、個人的に「息詰まる心理戦になるんじゃないかな？」と期待しています。
ブルックリン出身のベテランが復活をかけて拳を交えるサバイバルマッチ。地元で勝利を手にし、タイトル戦線に生き残るボクサーは、ポール・マリナッジでしょうか？それとも、ザブ・ジュダーでしょうか？ボクシングの駆け引きが思い切り楽しめそうなベテラン対決は、まもなくゴングです！
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