セルヒオ・マルチネスがミドル級最強を宣言!ゲンナディ・ゴロフキンとの頂上対決は?
世界を転戦して頂点へたどり着いた「驚異の男」が高らかに最強宣言です!2階級制覇の実績を誇るWBC世界ミドル級チャンピオンのセルヒオ・マルチネスが、台頭する激戦区ミドル級のライバルを評価しながらも「私がミドル級最強」と力強くコメントしました。
「WBAチャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンをはじめ、ミドル級は実力を兼ね備えたスター選手が集まっている階級だね。パワフルなファイターやスピード豊かなテクニシャンがファンを楽しませているんだ。プロボクシングの魅力を感じてもらえる最高の階級じゃないかな?」
「ゴロフキンは本当にすばらしいファイターだよ。パワーもスピードもあるね。将来的に、どっちが最強かを戦って決めることが一番いいと思うんだ。もちろん、私がナンバーワンだよ。激戦区ミドル級で最も経験豊富で、最もハンサムなボクサーが、セルヒオ・マルチネスなんだ(笑)」
ラテン系のノリがさく裂した相変わらずのスーパースターぶりですね!ホームページで公言しているように、管理人はセルヒオ・マルチネスの大ファンです。母国アルゼンチンを飛び出して世界各国を転戦し、強豪を撃破しながらアメリカで頂点へのぼり詰めた「驚異の男」。文字通り「世界を知る」最も模範的なボクサーのひとりです。
セルヒオ・マルチネスは「いじめと家庭内暴力の撲滅」を「究極の目標」に掲げ、リング外の奉仕活動にもめちゃめちゃ積極的です。2013年4月、母国アルゼンチンは大洪水に見舞われ、たくさんの尊い命が失われました。災害の直後、すぐに10万ドルを寄付し「みんなで被災者の力になろう」と呼びかけたアスリートは、セルヒオ・マルチネスでした。
「プロフェッショナルなアスリートだからこそ、個人や小さなグループの意見にきちんと耳を傾け、社会に伝えることが大切だと思うよ。小さな問題でも、名前が知られているスポーツ選手が声に出すことで、たくさんの人に関心を持ってもらえるかもしれないからね」
度重なるヒザと拳のケガを乗り越え、復帰を目指すセルヒオ・マルチネス。再起戦が予定されている2014年2月には、39回目の誕生日を迎えます。世界中のボクシングファンを魅了する「最もエレガントなサウスポー」のラストファイトはすぐそこまで迫っているのです。
本人は「ミドル級最強」と力強く宣言していますが、正直なところ、スタミナの低下をはじめ、ボクシングに衰えを感じてしまう場面が増えてきました。もしかすると「ミドル級最強」の称号は、すでにセルヒオ・マルチネスの手を離れているのかもしれません。
でも、管理人はセルヒオ・マルチネスより「スーパースター」の称号が似合う模範的なボクサーを知りません。手を離れたのなら、取り戻せばいい。世界を転戦し、逆境に立ち向かいながら築いた実績と功績、信念を貫くかっこよさが「セルヒオ・マルチネスこそ最高のスーパースター」の証です。
「40歳までに引退するって、母と約束したことがあるんだ。約束を守ろうと思っているよ。1試合、テストマッチをはさんだら、またビッグマッチがやりたいね。もちろん、ミドル級最強を証明するためだよ。ナンバーワンの称号は譲れないんだ」
セルヒオ・マルチネスの言葉通りなら、残された試合はテストマッチを除いて最多2試合です。「最強のミドル級チャンピオン」を決めるゲンナディ・ゴロフキン戦。「最強のテクニシャン」を決めるフロイド・メイウェザー戦。セルヒオ・マルチネスの最終章にふさわしいビッグマッチが実現しますように。最後までスーパースターの美学を貫いて「最強」を証明してほしいです!