フロイド・メイウェザーは押し寄せる新旧交代の波をはね返すことができるか?
ボクシング界の頂点に君臨する「天才」フロイド・メイウェザー。36歳を迎え、今もなお全勝のレコードを誇る「パウンド・フォー・パウンド・キング」が9月14日(日本時間9月15日)に対戦する若きスーパースターのサウル・アルバレスの印象を語りました。
「カネロ(サウル・アルバレスのニックネーム)はボクシング界でトップに位置するひとりだ。9月の試合は、オレもカネロもファンも希望する夢の対決だね。試合を受けた理由は『時間は待ってくれない』ってことだよ。戦うなら今しかないだろ」
「メイウェザー対カネロは、世界中のボクシングファンに興奮を伝えることができる最高のマッチメイクだ。ボクシング界のトップに立つ2人のボクサーがリングで戦うことで、興奮と感動が渦巻くドラマが生まれる。ボクシングの歴史に刻まれる名勝負になるぜ」
【Photo:Showtime】
いつもは「オレ」を中心に話を進めることが多いフロイド・メイウェザー。でも、サウル・アルバレス戦は「オレたち」を主語に使う回数がめっちゃ多いんです。フロイド・メイウェザーは記者会見やインタビューで、対戦相手の名前を口にすることなく盛り上げるタイプなので、すごく珍しいですね。
最近のフロイド・メイウェザーは以前に比べて「オトナの発言」が増え、ボクシング関係者やファンを驚かせています。周囲から「オトナの振る舞い」を指摘される回数が増えたことについて、フロイド・メイウェザーは次のように語っています。
「キャリアを振り返ってみると、むかしはよく大口を叩いて、自慢ばかりしてたよ。でも、言ったことをすべて成し遂げてきた今、大口を叩いたり、自慢したりする必要はなくなった。オレも年齢を重ねて、賢くなったってことだよ」
【Photo:Showtime】
「36歳になったけど、オレは健康で、強い体をキープしている。19歳のときに感じたことを36歳になった今でも感じることができるんだ。誰よりも積極的にトレーニングをして、誰よりも体のキレをキープしている。まだまだ戦い続けることができるぜ」
「メイウェザー(Mayweather)の名前にちなんで、オレは5月(May)に好んで試合をしてきた。大好きな月だ。メイウェザー対アルバレスが終わったら、2014年5月に再びリングに帰ってくる。5月の次は、9月だ。今後は5月と9月に戦い続けるぜ」
ビッグマウスで世間の注目を集めながら、有言実行の勝利を積み重ねてきたフロイド・メイウェザー。ボクシング界の頂点に君臨する「天才」は、サウル・アルバレスの挑戦を退け、押し寄せる新旧交代の波をはね返すことができるでしょうか?ナンバーワンを決める頂上決戦です!