フロイド・メイウェザーがエイドリアン・ブローナーのカムバックに期待
最強の「ビッグ・ブラザー」が傷心の「リトル・ブラザー」にエールです！「パウンド・フォー・パウンド」の称号をほしいままにする「天才」フロイド・メイウェザーがツイッターで無念の初黒星を喫した「新時代の天才」エイドリアン・ブローナーを励ますコメントを発表しました。
フロイド・メイウェザーは、エイドリアン・ブローナーがマルコス・マイダナに判定負けを喫したあと、すぐにツイッターで「顔を上げなきゃダメだ。愛してるぜ。真のチャンピオンなら、負けを受け入れて、立ち直るんだ。リトル・ブラザー」とエイドリアン・ブローナーを励ましています。
フロイド・メイウェザーがエイドリアン・ブローナーをかわいがっていることは、ボクシングファンの皆さんがご存知の通りです。フロイド・メイウェザーはエイドリアン・ブローナーのことを「リトル・ブラザー」と呼び「将来、ボクシングの殿堂入りを果たすスーパースター」と賞賛しています。
一方、エイドリアン・ブローナーはフロイド・メイウェザーのことを「ビッグ・ブラザー」と呼び「世界で最もボクシングを知り尽くしたベストなボクサー。誰よりもリスペクトしているよ」と敬愛。世界で最も熱烈な「メイウェザー信奉者」として知られています。
フロイド・メイウェザーとエイドリアン・ブローナーは、どちらも純粋なファンに加えて、たくさんのアンチを抱えるボクサーです。どちらも過激なコメントやパフォーマンスで試合をアピールしながら気分を盛り上げていくタイプなので、純粋に「勝ってほしい」と願うファンと同じくらい「負けちゃえばいいのに」と期待するアンチが増えてしまいます。
フロイド・メイウェザーとエイドリアン・ブローナーに限ったことではありませんが、試合前の過激なコメントやパフォーマンスが大きな話題となるボクサーは「勝ち続けている間は許されるが、負けた瞬間、想像を絶するバッシングを受ける」という現実に直面します。
全勝のフロイド・メイウェザーは負けた経験がないわけですが、ボクシング界の頂点で戦い続けているスーパースターなので「想像を絶するバッシングを受ける辛さや厳しさ」を何度も味わっています。だからこそ、すぐにコメントを発表して、エイドリアン・ブローナーにエールを送りながら「想像を絶するバッシング」から守ろうとしたと思うんです。
もちろん「想像を絶するバッシング」の辛さを知っているフロイド・メイウェザーが、守りたかった存在はエイドリアン・ブローナーだけではありません。スポーツ選手に対する過激なバッシングが本人だけでなく、家族の生活を激変させてしまうことが大きな問題になっているアメリカ社会。フロイド・メイウェザーはエイドリアン・ブローナーの家族も守りたかったはずです。
だからこそ、フロイド・メイウェザーはバッシングの過激化を避けるため「負けを受け入れて、立ち直れ」とアドバイスしたのではないでしょうか？エイドリアン・ブローナーの過激なコメントやパフォーマンスを考えると、ある程度のバッシングは避けようがないと思います。でも、エイドリアン・ブローナーの言動によって「想像を絶するバッシング」を和らげることはできます。
試合後、エイドリアン・ブローナーは負けた言い訳を一切しませんでした。「この試合は、マルコス・マイダナのほうが優れたボクサーだった。ぜひ再戦したい」とコメントを発表。素直に負けを認めています。プロ初黒星を喫したエイドリアン・ブローナーですが、まだ24歳と若く、誰もが認める才能にあふれています。
ボクシング界の頂点に君臨する「天才」フロイド・メイウェザーが認める「新時代の天才」エイドリアン・ブローナー。「パウンド・フォー・パウンド」フロイド・メイウェザーが守りたかった才能を解き放ち、頂点へ突き進む時間はたっぷり残されています。エイドリアン・ブローナーのプロ初黒星が「真のチャンピオン」の扉を開く転機となることを期待しましょう！
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