村田諒太選手が参戦するミドル級で絶対に実現してほしいドリームマッチは？

圧巻の強さをアピールした村田諒太選手のプロデビュー戦から1週間が経過しました。日本のボクシングファンだけでなく、世界中のボクシング関係者が、プロのリングで躍動する金メダリストの勇姿に釘付けになった完璧な内容でしたね。

村田諒太選手が参戦するミドル級は、全17階級でトップ5に入る激戦区。人気と実力を兼ね備えたボクサーが最強を証明するために激闘を繰り広げている「サバイバルステージ」は、世界中のボクシングファンを魅了するドリームマッチの宝庫です。

プロデビューを果たした村田諒太選手が将来、対戦する可能性があるターゲットを中心に、近い将来、実現してほしいミドル級ドリームマッチTOP3を選んでみました。いつか、村田諒太選手が、世界のトップ選手を撃破して「日本人ボクサーの強さ」を証明してくれる日が訪れますように。

絶対に実現してほしいミドル級ドリームマッチTOP3

絶対に実現してほしいミドル級ドリームマッチ第1位は、WBAチャンピオンのゲンナディ・ゴロフキン対フリオ・セサール・チャベス・ジュニアです！もし実現したら、最終ラウンドのゴングが鳴り響くことは想像できない壮絶な死闘になると予想しています。

しかも、すごくわかりやすい戦いになると思うんですよ。ゲンナディ・ゴロフキンが前半で大きなダメージを与えることができれば、ゲンナディ・ゴロフキンの圧勝。できなければ、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアの「アリ地獄」に引きずり込まれ、休む時間を与えてもらえない乱打戦が待っていると思います。

過去の対戦相手は、ゲンナディ・ゴロフキンを目の前にみんな後退させられちゃいましたけど、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアはプレッシャーに負けないんじゃないかな？フリオ・セサール・チャベス・ジュニアの驚異のタフネスと負けん気の強さが「新しいゴロフキン」を引き出してくれそうな気がします。

もし体を密着させた打撃戦になれば、ゲンナディ・ゴロフキンのほうがパンチの回転力があるので、パンチを当てる数は「ゴロフキンの3発に対して、チャベス・ジュニアは1発」くらいの割合になると予想しています。並のボクサーならギブアップする展開ですが、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアは我慢しながら、力を込めてパンチを打ち返してくるはずです。

フリオ・セサール・チャベス・ジュニアが攻勢に出たとき、ゲンナディ・ゴロフキンは「しつこい攻撃」に耐え抜けるでしょうか？ペースを乱されても、勝利を手にすることができるでしょうか？管理人が知りたい「ゴロフキンのフィジカルとメンタルの耐久性」のヒントが見つかる展開が待っているとうれしいなあ。期待とは裏腹に、あっさり序盤で終わっちゃうかな？

ゲンナディ・ゴロフキン対フリオ・セサール・チャベス・ジュニアのファイター対決はシンプルに「さあ、どっちが強い？」を決める究極のマッチメイクです！「カザフスタンのKOキング」対「伝説の後継者」。絶対に実現してほしいなあ。2014年の春の実現に期待です！

第2位はゲンナディ・ゴロフキン対ピーター・クイリン。「ゴロフキンにKO勝ちできそうな最有力」は、WBOチャンピオンのピーター・クイリンだと思っています。大味な部分はありますけど、「当たれば終わる」右ストレートに迷いがなくて、パワー負けしないボクサーですからね。しかも、ピーター・クイリンはスピードがあるんですよ。

2013年に対戦すれば、ゲンナディ・ゴロフキンがKOで勝つと思うんですけど、ピーター・クイリンが経験を積んで覚醒すると「うそーん！」って叫んでしまう衝撃的な結末が待っているかもしれませんね。ゲンナディ・ゴロフキンの連打か？ピーター・クイリンの右ストレートか？2014年の下半期から2015年の上半期にかけて実現してほしい王座統一戦です！

第3位のゲンナディ・ゴロフキン対セルヒオ・マルチネスは「ミドル級最強決定戦」です。「最強のファイター」対「最強のテクニシャン」。ゲンナディ・ゴロフキンとセルヒオ・マルチネスは持ち味が正反対なので、意外と一方的な展開になるかもしれませんね。避けて通れない「頂上対決」。2014年の秋の実現に期待です！

2013年9月の「ミドル級最強」を選ぶなら、やはりゲンナディ・ゴロフキンが最も近い存在だと思います。全勝のパーフェクトレコード、8連続KO防衛の勢いを考えると、ゲンナディ・ゴロフキンがビッグマッチの中心にいることは間違いないですね。

ミドル級は持ち味が全く違うボクサーが集結しているので、組み合わせによって「あのボクサーには勝ったけど、あのボクサーには負けちゃったね」って感じで、戦ってみないとわからない、おもしろさがあります。ジャンケンのように、相性の良し悪しがはっきりと出そうな気がするんですよ。

実際に対戦してみたら「実力は紙一重だけど、内容はワンサイドだったね」って試合が意外と多いんじゃないかな？でも、個性的なボクサーばかりなので、試合前の予想は難しい。「どっちが勝つんだろ？うーん、わかんないなあ」の「楽しい悩み」が激戦区ミドル級の魅力なのかもしれませんね。

おしまいに、素人ファンの意見で恐縮ですが、村田諒太選手はすでにミドル級で世界のトップ10に入る実力を持っていると思います。2年以内に世界タイトルを奪取することも不可能じゃないですよ。日本人の実績が少ない階級なので、不利なマッチメイクを要求されることもあると思うんですけど、困難に立ち向かって、まずは世界タイトル奪取を目指して突き進んでほしいです！