スーパーミドル級6回戦
ロンドン五輪ミドル級 金メダリスト |
村田諒太(日本) 戦績:プロデビュー戦 |
東洋太平洋 2階級制覇王者 |
柴田明雄(日本) 戦績:29戦21勝9KO7敗1分 |
村田諒太選手と柴田明雄選手の試合内容
日本に48年ぶりの金メダルをもたらした村田諒太選手が、東洋太平洋ミドル級チャンピオンの柴田明雄選手と拳を交えるプロデビュー戦。日本のボクシングファンだけでなく、世界中のボクシング関係者が注目する大一番は、村田諒太選手が黄金の輝きを放つ内容となりました。
試合は、左ジャブを突きながら距離を確認し、右ストレートを打ち込もうとする柴田明雄選手に対して、村田諒太選手がガードを固めて距離を詰め、強烈なパンチを上下に打ち分ける展開で始まります。村田諒太選手が立ち上がりから積極的に攻撃していますね。
「村田選手のプレッシャーが予想以上に強烈だよ。柴田選手は距離を取りたいと思うんだけど、村田選手が強いパンチを入れながら距離を詰めようとするんで、動きたくても動けない状態みたい。強いパンチを打ちながら追い込めるところは、さすが村田選手だよ」と立ち上がりの攻防に興味津々の管理人。
村田諒太選手が右ストレートとボディブローをヒットさせるシーンが増え、迎えた1ラウンド残り30秒。村田諒太選手が柴田明雄選手をロープに詰め、柴田明雄選手が右フックを打って、右サイドへ回り込もうとした瞬間、村田諒太選手が右ストレートを顔面に打ち込み、ダウンを奪います。
「めっちゃ伸びた!横の動きに対応できる能力は、村田選手の特筆すべき才能だよ。すごいなあ。柴田選手のダメージはどうだろう?」と村田諒太選手に拍手を送る管理人。ダウンから立ち上がった柴田明雄選手ですが、足に力が入っていない印象です。
試合が再開されると、村田諒太選手が柴田明雄選手に襲いかかり、強烈なパンチを上下に連打します。足に力が入らない状態で、パンチを打ちながら必死に耐える柴田明雄選手。村田諒太選手の猛攻が続き、1ラウンド終了のゴングが鳴り響きます。
2ラウンドに入ると、村田諒太選手がガードを固めて距離を詰め、柴田明雄選手にプレッシャーをかけながら、力強い右ストレートと左ボディブローを連打します。村田諒太選手は一発一発に力を込めて、パンチを打ち抜いていますね。
「村田選手は柴田選手に全く休む時間を与えない作戦だね。柴田選手、厳しくなってきたなあ」と思い始めた2ラウンド残り45秒。村田諒太選手が柴田明雄選手をロープに詰めて、強烈な右ストレートのカウンターを打ち込みます。
「めっちゃ効いた!」と思わず叫んでしまった次の瞬間、村田諒太選手が追撃の右ストレート!ワンテンポ置いて、柴田明雄選手の状態を確認したレフェリーが試合をストップし、勝負あり。村田諒太選手が柴田明雄選手に2ラウンドTKO勝ちを飾り、プロデビュー戦で白星を手にしました。
村田諒太選手のすばらしさが存分に発揮されたデビュー戦でしたね。柴田明雄選手にボクシングをさせなかった完璧な内容が、村田諒太選手の強さを代弁していると思います。柴田明雄選手、強いんですよ。村田諒太選手に完璧に距離を支配されちゃいましたね。
プロデビュー戦で圧巻の勝利を飾った村田諒太選手。「ミドル級のトップ戦線に絡んで、日本人も強いだろ?」ってところをアメリカでぜひアピールしてほしいと願っています。日本のボクシングファン、世界のボクシング関係者の夢を乗せた金メダリストのめっちゃ印象的なデビュー戦でした。
村田諒太選手と柴田明雄選手の試合結果
試合結果 | 村田諒太選手が2ラウンドTKO勝ち。プロデビュー戦で文句なしの白星を手にしました。 |