マーティン・マレーがセルヒオ・マルチネス戦の意気込みを告白
無敗の挑戦者は5万人が詰めかける敵地で王座奪取を成し遂げることができるでしょうか?無敗の快進撃を続けるイギリスのマーティン・マレーが4月27日に対戦するWBC世界ミドル級チャンピオンのセルヒオ・マルチネスの印象と試合にかける意気込みを語りました。
「マルチネス戦は5万人が収容できる大きな会場だけど、ビビってなんかいないよ。集まった5万人のファンが母国の英雄のマルチネスに声援を送ることは間違いなさそうだね。でも、試合が始まれば、ボクシングに集中するから周りのことが気にならなくなるはずだよ」
「2011年にフェリックス・シュトルムの世界タイトルに挑戦したときも敵地のドイツ開催だったんだ。アンダーカードで出場した2012年のリッキー・ハットンの復帰戦は2万人のファンの前で戦ったよ。2つの経験がマルチネス戦の良い準備になっているね」
マーティン・マレーは無敗の快進撃を続けるイギリス期待の世界チャンピオン候補です。2011年12月にフェリックス・シュトルムが持つ世界タイトルに挑戦しましたが、引き分けに終わり、ベルトを母国に持ち帰ることはできませんでした。
【Photo:The Ring Magazine】
2度目の世界タイトル挑戦となるセルヒオ・マルチネス戦も敵地開催です。しかも、セルヒオ・マルチネスが久しぶりにアルゼンチンに凱旋するので、5万人を収容できる大きな会場で試合をすることが決まっています。
ただ、マーティン・マレーは「試合前はいつも緊張するタイプなんだ。でも、緊張するほうが本番でパフォーマンスが上がるんだよ。リングに入れば、集中して作戦を実行するだけだ」と語り「完全アウェイ」の状況を冷静に受け止めているようです。
「マルチネスがミドル級最強の世界チャンピオンだってことは間違いないよ。彼を倒すために、もっともっとボクシングの質を高めないといけないね。実力を出し切れば、たとえ敵地でもマルチネスを倒すことは不可能じゃないと思うよ」
5万人のファンが英雄の凱旋を待つ敵地へ乗り込むマーティン・マレー。静かなる闘志を胸に秘めた無敗の挑戦者は、2度目の世界タイトルマッチで、悲願の王座奪取を果たすことができるでしょうか?世界的な知名度こそ高くありませんが、我慢強いボクサーですよ。
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キャリア | セルヒオ・マルチネス |